尾瀬沼・会津駒ケ岳行

尾瀬沼・会津駒ケ岳行


2004.8.13,4 チョット元気な者が、尾瀬沼、桧枝岐、会津駒に旅しました。 野岩鉄道に乗りたい、桧枝岐に入りたい、で始まったこの企画、桧枝岐は遠く、紆余曲折の末 1日目は、尾瀬沼山峠から、大江湿原・尾瀬沼散策 桧枝岐の民宿泊 2日目は、会津駒登山 となりました。参加者は、7期の金子、田中純、冨士に、このところすっかり仲間内になった 田中美江さんの4人でした。

13日
  9:10 東武浅草発の会津田島行き快速で出発。日光・会津方面の帰省客が多く、座れた席は別々、北千住乗車の田中純は2時間近く立つ破目となり、3時間の電車の旅が始まりました。
12:21 会津高原駅着、意外に登山客は少なく、乗込んだ12:30発の尾瀬沼山峠行きの 会津バスは乗客10人程で、電車で取れなかったお昼をゆっくり食べ、2時間の乗車に備える。14:25 沼山峠着、さすが空気が違い清々しさを肌で感じる。途中の御池からは車乗入規制 でシャトルバスの運行となっている。終バスの注意を受け、大江湿原、尾瀬沼への散策に。 40年前の懐かしの小淵沢田代は時間の都合で断念、尾瀬沼・長蔵小屋でゆっくりすることに。 ニッコウキスゲの群落のような華やかさはないが、注意深く見れば、色とりどりの高山植物が 咲き、人影が少ない分、ゆっくり高層湿原の気分を楽しめた。尾瀬沼からは、間近に燧ケ岳が 臨め、スケールの大きさも感じられた。沼近くの平野家墓所のヤナギランの群落は見事。

ヤナギランの群落 長蔵小屋から燧ケ岳


16:40 少し早めに沼山峠へ戻る。往路、帰路とも各50分、尾瀬沼で30分の散策でした。 しかし、休憩所兼売店は既に店仕舞、静寂の中、17:10発の下り桧枝岐行きのバスを待つ。 御池乗継で、18:00 桧枝岐着、何処でも停車ということで、今夜の民宿の前で下車。 泊り客が3組の小さな民宿で、文字通り家庭的なもてなし。夕食は、郷土の家庭料理が幾種類も出され、遂に全員ご飯は食べず終い。(岩魚の一夜干し、手の込んだ薬味のおそば等々)
翌朝も、6:00出立をお願いしたにも拘らず、虹鱒の甘露煮始めご飯をお代わりしないと 食べきれないほどでした。(名前を覚えていなくて紹介出来ない料理が一杯ありました) 夕食後、宿のカードを持って、村営の露天風呂付き大浴場「駒の湯」へ、手拭を持ち、ツッカケ を鳴らし、風呂に行くなんてちょっとした風情でした。
ここで、チョット聞いた話。桧枝岐は平家落人部落で、苗字は、星・橘・平野の3つのみ。 お寺はなく葬儀等の時は、隣村からお坊さんを呼ぶとか、宗派の認識はなく、お墓は家近くの畑に造るとか、(お盆で、道路沿いのお墓には、提灯に灯を入れ、線香をあげる人が見られた)

14日 
5:00 起床、5:30 朝食、6:00 雲の流れは速いが、まずは晴れで、気分好く出立。
6:30 駒ヶ岳滝沢登山口着 林道沿いに駐車の車多く、入山者が伺える。
30分登って、5分休むペースでドンドン高度を稼ぐ、追い越されたり、追い越したりで、徐々に、人の気配を感じる。水場を8:00通過、少しずつ風が吹き、雲がちになり、眺望が利かなくなる。早くも下山してくる人に出会うが、頂上は霧雨で、長くは居れず、下山したとのこと。
9:25 駒の小屋に到着。ガスっており、多少雨も落ちてくる。荷物を小屋に預け、空荷で 登ることにする。木道は少し滑るが、雨は全く気にならない


大江湿原にて 会津駒ケ岳にて


9:45 駒ヶ岳頂上到着。頂上は狭く、何の設備もないため、記念写真を撮り下山する。 中門岳方向に未練を残しつつ、10:10 駒の小屋に戻り、避難小屋で、民宿用意のおにぎり を食べる。小さな部屋は満員状態で、交代せざるを得ない状態から早々に退散。 小屋より立派な公衆トイレを利用させてもらい、10:45 キリンテへ下山開始。 天気が良ければと思わせるコースを唯通過するだけの口惜しさを感じながら、霧の中、大津岐峠へ快調なペースで進む。11:50 大津岐峠を通過。所々で高山植物の群落が見られ、順調に に進む。最後の下りも、ジグザグに丁寧に道が切られており、予定よりもはかどる。
13:40 キリンテ到着。バス停の食堂で、ビールと裁ちそばを注文、道に面したテラスで のんびり、ゆっくりした時間を持ち、最高の締めくくりとなった。着替えでさっぱりし、バスへ。 15:10 キリンテ発、16:25 会津高原着、16:55 同発、18:03 浅草着
入山まで、時間がかかるため、車でキャンプと言う人が圧倒的に多い様であるが、それでも もう一度行きたいところでした。秋が良いそうです。民宿からのお誘いでした。  以上