湯治と紅葉の那須三山の山旅

湯治と紅葉の那須三山の山旅

 7期6名(泉、金子、田中純、野上、三宅、冨士)が、10月14・15日、紅葉真っ盛りの那須三山に行ってきました。 直前に、提唱者の田中純さんがテニスで足首を捻挫するアクシデントがありましたが、何とか回復、湯治を兼ね予定通り参加出来ることになりました。

14日(土曜日)9:40 東京発なすの253号に、東京から4名、大宮から2名が乗車、シーズンにしては空席も多く、自由席で6名が揃って座れる幸先の良いスタートとなりました。遠来の泉、野上との久しぶりの再会、元気な田中純さん、話題も尽きない中瞬く間の 10:51 那須塩原駅着となりました。
駅コンビニでおにぎりを確保、11:05発の東野(トウヤ)交通バスに乗り、那須に向け出発。ここでも余裕の乗車となり、ロープウエイ山麓駅 12:20着。
ロープウエイで、霧の中をあっという間に標高1690mの山頂駅に 12:40着。 純さんは少し足首が気懸かりな様子もまずは元気に、本日のピーク1915mを踏破し、お釜を廻って峠の茶屋跡に下る。途中大阪から夜行バスで来て、夜行バスで帰るツアーの団体に遭遇し行違うまで待たされることに。また、峠から本日の宿 三斗小屋温泉へは、笹原にくっきり映える紅葉、茶臼岳山麓の噴煙、等々を写真に撮ったり、延命水で口を潤したりと 同宿のグループと後先になりながら、16:00到着。
三斗小屋温泉は、昔から人の行き交う山間の宿場、温泉の発見も平安の昔とか、現在も 2軒の宿は、新館や別館もあり。250人を収容する山小屋と云うよりは旅館の風情。 相部屋ではなく、食事も部屋に運んでくれる等、グループや家族には嬉しい宿である。
また、かけ流しの温泉は、無色無臭の湯で鄙びた雰囲気を味わうことが出来る。もっとも、露天風呂はもう一方の宿煙草屋にあり、我々の泊まった大黒屋にはなく、部屋からうらやましく、眺めることとなりました。見えたか、見えなかったかは 想像にお任せします。
(三斗小屋の由来は、板室から三つの古谷を渡ったところ「三渡古谷」との言伝え)
21:00 消灯 美味しい日本酒と、夜になっての冷え込みもあって、皆直ぐに熟睡。





15日(日曜日)6:00 起床 7時前に、朝食が部屋に運ばれる。
自重して、三本槍には登らず、湯治と紅葉見物に専念する田中純さんに見送られ、5名は 7:25 出立。直ぐのところに温泉神社があり、また少し登ったところに三斗小屋温泉の源泉が白煙を上げていました。天候もよく、順調に隠居倉経由熊見曽根に 8:50着。
白樺林、笹原、紅葉、硫黄のガレ場、高原湿地等変化に富む景色にシャッターを押し続けることに。また、朝日岳からのハイカーも加わり行き交う人達が増え、山道は一方通行で渋滞したが、9:50 那須三山の一等三角点 三本槍岳 1917mに到達。
陽が蔭ると風が冷たく感じられ、記念写真を撮り引き返すことに。 三本槍岳はハイマツに覆われた雄大な山容であり、名前の由来が気懸かりになり、記念写真では、杖を3本立てて撮りました。(家に帰って改めてガイドブックを読み返すと載っておりました。山頂は、会津、白河、黒羽 三藩の領界で、領地確認のため、毎年5月5日に各藩の槍を立てたことに由来とのこと)
清水平 10:40着。静かな高層湿原で、昼食とコーヒーブレイク。
田中純さんとも連絡を取り、帰路を急ぐ、11:40 朝日岳に到着。
噴火で南面が大きく崩れ荒々しい岩肌見せるが、北面はハイマツのスロープと特異な山容の朝日岳は、山頂のスペースも狭く、登り下りも、写真撮影も順番待ちの状態。
ハイカーの列に続き下山、峠の茶屋跡を少し下ったところで、石黒先輩とお仲間に出会う。
石黒さん達は、三斗小屋温泉に宿泊予定とのこと、また、道路が混み、バスを途中で降りられ歩かれた由お聞きする。再会を約し登り下りに分かれる。
13:10 ロープウエイ山麓駅に到着。田中純さんと合流し、缶ビールで無事を祝う。 心配された帰路のバスも、程なく乗車出来、黒磯駅 14:45着。
那須塩原駅 15:28発 新幹線で、予定より早く帰路に着きました。




2000mに届かないものの三座が何れも1900m前後で程好い間隔で位置する 那須三山、車では行かれない山間の温泉宿、山全体の紅葉 堪能した山旅でした。
同期の仲間に 感謝!感謝!    冨士記