7:00 高盤岳展望台。山の上に大きな岩が乗っかっておりしかも包丁で切ったように切れ目が入っている。この辺りからは樹高が低くなる。
7:25 小花之江河につく。湿原である。さらに10分ほどで花之江河につく。湿原の周りには太いが丈の短い木が印象的。右に巻き加減に登っていくとすぐ黒味岳分れになる。黒味岳の頂上は見晴らしが良いらしいが今回はパスとする。
8:36 投石平につく。大きな花崗岩の岩がありその上ではしゃぐメンバー。黒味岳が後方にそびえる。様々な岩が目に付く。
投石岳、安房岳と左を巻いていく。
9:35 翁岳下の水場。明るい谷にきれいな水が湧いている。
この辺りはいろいろな形の岩が多く、またヤクザサが斜面を覆い独特の景観となって目を楽しませてくれる。シャクナゲも目立つのだがまだ咲いていない。それに今年は花の付きが少ないそうだ。
登りきったところが栗生岳。ここからは宮之浦岳が間近である。
10:33 宮ノ浦岳到着。永田岳の岩峰が前にそびえている。晴れているのだが霞んだようになって遠くは見えなかった。昼食とする。今日の献立は安房で買ったパンである。米でつくったのがなかなか美味しかった。縄文杉方面からも登ってくる人が多く頂上は結構混雑している。
11:20 出発。ヤクザサの斜面を下り、11:45 焼野三差路に着く。漆戸、西野、辻川、岡崎、三宅の5名はここに荷物を置き永田岳を往復する。片道40分あまりかかったようだ。
堀井、田中、石黒、竹辺の4名はのんびり行こうと先へ進む。おりから天気は晴れてきて絶好の昼寝タイムである。平石付近でそれぞれに気に入りの場所を見つけ、のんびりと山の時間を満喫する。平石からは宮之浦岳を正面に望みよい展望台である。堀井さんは平石岩屋でお昼寝。休憩している間にも通りすぎていく人は多く、この分では小屋は混むかもしれない。
13;15 4名は先へ進む事とする。このあたりからは樹高も高くなり展望もあまり効かない。
巨大なビャクシン岩(坊主岩)を過ぎ、13:50 第2展望。シャクナゲのつぼみが色づいていた、がまだ咲くのはしばらくかかりそう。大きなシャクナゲの木が頭上をおおっている。目立つ赤色の木はヒメシャラである。
14:15 第1展望。宮之浦岳も大分遠くなりこれからは見えなくなる。
ヒメシャラの森と名づけられた辺りには沢山のヒメシャラが群生し赤い森を作っている。
14:50 新高塚小屋に到着。大きな木のデッキのある小屋である。この時はまだ余裕があったがその後いくつかの団体が到着し通路も含め一杯となった。
15:27 永田岳隊到着。
水場は近いが水はあまり豊富ではない。最近の雨不足のせいだろう。デッキの一隅で夕食とする。今日の献立はレトルトカレー。様々な種類があって楽しい。福神漬も付きました。
7:07 縄文杉に到着。さすがにいままで見てきたものより格段に太い。灰色がかった木肌のうねった模様が貫禄十分である。木の周りには木製のデッキが整備されていて写真スポットなど細かに指示が書かれているのが面白い。まだ早朝で下から登って来る人たちがいないので空いている。みんなバシバシ写真を撮る。最近は全員デジカメ所有者である。全員の集合写真も含め十分な写真を撮り、巨大な杉を振り返りながらデッキの階段を下り先へ進む。
7:45 夫婦杉という二本の杉が枝でつながっているのがある。片方の枝がもう一本の杉を貫通している。どうしてこうなってしまったのかな。さらに下って大王杉。
さらにいくと8:25 ウィルソン株に着く。大きな株の周りは開けていて休憩するところがある。株の中には清水が湧き出ていて小さな祠が祭られている。みんなで中に入りその大きさに感心する。この木が聳えていた時を想像。この辺りからは登って来る人たちとすれ違うようになる。淀川小屋で一緒だった清水から来たというグループにも再会する。さらに下ると翁杉がある。
8:58 大株歩道入り口に着く。ここまで森林鉄道の軌道が入っており大勢の登山者とすれ違う。ガイドのついた10名程度のグループがいくつもある。軌道の道を快調に歩く。
途中に三代杉というのがある。三代にに渡って杉が新しく重なって成長したものである。この辺りからは植林した杉林のようだ。小杉谷荘跡を過ぎ、10:05 楠川別れで休憩。ここから辻峠を越え、白谷雲水峡へ向かう。
11:02 辻峠手前の水場で昼食をとる。ちかくに辻の岩屋という巨岩があった。
11:37 出発。すぐ辻峠を越える。この辺りは緑の苔が多くもののけ姫の森と呼ばれている。映画の撮影に使われたそうだ。
七本杉というのがある。どう見ても数が足りないと思ったら下の幹も一本に数えるのだ!
白谷山荘を左に見、くぐり杉をくぐりぬけて原生林歩道を行く。この道は結構歩きづらいところのある道である。ときどき見かけるサクラツツジにほっとする。
ここは大きな杉にいろいろと名前がつけられている。まず奉行杉(人の顔のように見える)。
三本槍杉(これはすばらしい命名である。みんなで大笑い!)
びびんこ杉(肩車のこと)。
三本足杉(大きく根が空中で三方に拡がっている。これは古い株の上に生えたものが株が腐ってなくなった為に宙に生えたようになった。)
二代大杉(もう分かるでしょう?)
さつき吊橋までくると後は整備された遊歩道である。飛流落としの滝を過ぎて13:45 白谷雲水峡に到着する。
期待に反してここにはビールは売っていなかった。
14:10 バスにて宮之浦へ出る。安房行きバスへの乗り換えを待つ間に近くの山口ストアーでビールを購入し、路上の打ち上げとなる。
15:12 安房へ行くバスに乗る。運転手さんはユーモアたっぷりで飽きさせることがない。そのうち雨、風がひどくなってきた。「良い傘を持っている人はささずに走ってください。傘が壊れます。」とのこと。
途中空港ホテルに泊まる石黒さんと別れる。
16:10 民宿あんぼうに着く。着いた早々明朝の高速船は安房ではなく宮之浦に変更になったと聞く。明日は早立ちだ。
久しぶりに風呂にはいり(ちょっとした事件があり奇癖の持ち主がいることが判明)、屋久島の食事、焼酎三岳、置いてったウィスキーなどを楽しむ。
小杉谷小学校の出身の人が泊まっており昔の話など聞く。
頂上から稲星山の鞍部へ下り池の小屋に向かう。なだらかな草原に道があちこちに通じていて紛らわしい。天気は回復したが強風は相変わらずである。
10:40 池の小屋に荷物を置いて中岳に向かう。中岳の頂上で強風の中、何とか写真を撮る。池の小屋に戻り荷物を持って御池に沿った道を行く。左に火口跡を見、久住山からの道と合流して
11:50 久住山避難小屋に着く。この頃には長者が原方面から来たと思われる登山者が多く、高校生らしいグループもいた。風を避け、小屋の中で昼食とする。今回の山行ではゴミの少ない粉末のコーヒー、お茶を利用した。
12:30 発。久住別れから北千里浜へ下る。ここは風もなく快適。左手には硫黄山の噴煙が良く見える。正面には三俣山がそびえ、手前を諏蛾守越から長者が原へ越す道がある。北千里浜は広々とした砂利の平地でとても歩きやすい。坊がつる讃歌を練習しながら横になって歩いている。やがて砂防ダムのある谷に入り坊がつるが見えてくる。
14:50 法華院温泉山荘に着く。まずは生ビール(700円)で乾杯。時間に余裕があり温泉、散歩を楽しむ。坊ガツル湿原を平治岳(ひじだけ)大船山(だいせんやま)が囲んでいる。ミヤマキリシマの多いところだそうだ。散歩組は鉾立峠まで足を伸ばした。温泉はやや白濁した湯である。デッキが付いていて外を眺められる。缶ビール500ml;350円がありがたい。
18:00 食事となった頃そとは豪雨となった。今回も雨に関してはついている。食後は房がつる讃歌の歌唱テストである。なかなか歌詞が覚えられなくて苦労する。
大分へ行く漆戸さんと別れ5名は高速バスで福岡空港へ。空港で最後に屋台ラーメン、餃子で乾杯しました。
楽しく、盛りだくさんの九州満喫の旅でした。
九州満喫写真集
竹辺 記