7期会 会津若松・裏磐梯・浄土平 旅行

7期会 会津若松・裏磐梯・浄土平 旅行


参加者 泉 井上夫妻 織田 兜 金子 河村 竹辺 田中健 田中純 野上 姫野夫妻 冨士 三宅 15名

行動記録
6月2日 田中健、井上夫妻、姫野夫妻の5名が、伊丹空港11:30発の飛行機で空路福島へ。福島空港で、チャーターした小型バスの出迎えを受け、予定時刻13:00より若干早く皆の待つJR郡山駅に向け出発し、今回の旅行がスタートした。郡山駅には、早朝空路で郡山入りした織田・兜の大阪組、新幹線・空路と分れて到着の名古屋組、東京12:08発やまびこ乗車のゆっくり出立となった東京組が、三々五々郡山駅に集合。予定より早く着いた小型バスに全員集合し、一年振りの再会を確認し合った。
郡山駅14:00出発、磐越自動車道経由会津若松へ、途中猪苗代湖を遠望し、まずは新撰組放送以来会津若松ブームの中心地・白虎隊ゆかりの飯盛山へ。 鶴ヶ城がみえる自刃の地、白虎隊士の墓、戸ノ口堰洞穴を約1時間で見学し、初日の山場をこなし、次なる鶴ヶ城へ。
城内の展示物を見ながら天守閣へ、最上階からの市内・飯盛山、磐梯山、雪の多い飯豊連峰の眺めが心地良かった。
16:10、今夜の宿芦ノ牧温泉・芦の牧ホテルに向け、今日最後のバスドライブ。およそ30分で山間に入り間もなく、17:40芦の牧ホテル着。 ホテルは渓谷の斜面に建物が建ち、フロントが9階にあり、客室・浴室へはエレべーターを乗り継ぎ降りていく構造。設備が古いのは残念だが、静寂は取り柄。部屋割りもそこそこに温泉へ。掛け流しの湯船は大きく、透明な湯には満足。しかしツアー客と勝ち合い洗い場の混雑は頂けなかった。

郡山駅に集合。バス運転手は遠藤さん。 磐越自動車道から磐梯山を望む

飯森山へ登る 鶴ヶ城
18:30より夕食、我々だけの部屋が用意されゆっくり、食事・歓談する。 ワンゲル50周年記念の話になったところで、場所を部屋に移すことにした。 50周年記念でヒマラヤに行くことの是非、寄付金をどうするかで時間を費やすことに。7期会への宿題、三回生時の年間行事、メンバーの確認作業では、皆んな昨日のことは直ぐ忘れるのに、40年前のことを鮮明に覚えていることにお互い感心することしきりでした。当時の書類を大事に保管している田中健、古いことをよく覚えている野上に後を託すことで切り上げることに。ここから何時も通りの各自近況等報告となった。
今回の圧巻は田中健が詩吟入り白虎隊の歌を独唱したことでした。 議題・話題が多かったこともあり、今回はお酒も、歌も少ないままの終宴となりました。

6月3日 今日もチャーターしたバスで長距離移動となるため、7時半朝食、8時出発。昨日、12時過ぎの就寝に拘わらず、歳の所為か目覚めも良く、露天風呂を体験したものも多く、予定通り元気にホテルを出立。若干天気が良すぎたこともあり磐梯山ゴールドライン途中の山湖台からの猪苗代湖の眺望は今一つはっきりしなかったが、八方台を超え下りに入ったころから、噴火で吹き飛ばされた磐梯山の荒々しい山容がバスから見られ、ついで桧原湖が見られるように。一旦昼食を予定している桧原湖畔を通過、10:00五色沼入口でバスを降り桧原湖畔迄五色沼を散策開始。

山湖台にて 毘沙門沼にて

弁天沼 幹事の冨士と昨夜熱演の田中健
毘沙門沼、赤沼、深泥沼、弁天沼、青沼、るり沼、柳沼等々微妙に色の違う沼沼を廻る五色沼散策は思いの外、歩き甲斐のあるコースでした。それでも予定通り、少し早い昼食をとり、12:00前に、浄土平に向けバスに乗り込む。 紅葉の頃素晴らしい景色が見られる磐梯吾妻レークスカイラインをこれまた素晴らしい新緑の中、吾妻連峰に向けバスは疾走、仲間は爆睡でした。
程なく13:00浄土平に到着。これまでの文中にも沢山出てきた予定通りの言葉通り13:50帰着厳守で、それぞれの体力・気力に任せて吾妻小冨士のお鉢廻りをすることにしたが、それぞれが目標に合わせ余裕を持って帰ってきたことは特筆に価する。浄土平13:50発福島駅に向け帰路に。途中霧が出、雲も厚くなったが、雨の降ることはなく、14:50 新幹線福島駅 到着到着無事解散の運びとなりました。

吾妻小富士に登る 吾妻小富士火口

お鉢めぐり 皆さん、お疲れ様でした
三宅さんの写真集

オプション 7期会 安達太良山行

参加者 泉 織田 兜 金子 竹辺 田中純 野上 冨士 三宅 9名

行動記録
6月3日 15:00 福島駅で別れる仲間を見送り、4日昼の食料を駅前のスーパーで調達して同じチャーターバスで、安達太良山麓の奥岳温泉に向け、再スタート。
此処までの長かった道のり、短時間であったが吾妻小冨士の登り降りの疲れを癒すかの如く、バス中の居眠りもそこそこに、16:00奥岳の湯あだたら高原スキー場に到着。直ぐに、本日の山の宿・くろがね小屋に向け登山を開始した。馬車道と交差しながらぐいぐい登っていく登山道を辿り、滑りやすい道に気を付けながら快調に進んでいく。ムラサキヤシオツツジの鮮やかな花が此処彼処に見られるようになり、温泉を奥岳温泉に引く導湯設備が見られると、目前の谷合にガスの中に浮かぶ幻想的な小屋が現れ、くろがね小屋に間もなく到着することとなった。

ムラサキヤシオ。ヤシオとは八潮の意。染料に八回染めたほど鮮やか。 霧の中にくろがね小屋が。
17:40予定より僅かに早く小屋に到着、晴れ間からみる稜線、鉄山の切り立った岩壁が明日の安達太良登山に期待を膨らませ、夕暮れの小屋からの景色に何度も見入った。まずは、缶ビールで喉を潤し、温泉は後にし早速に小屋用意のお代わりありのカレーを食べる。同宿は三組7人でゆったりした宿泊となったが布団が向かいの人の布団に重なり背の高い人には若干窮屈であったが、眠りには障害とはならなかった。今回の目玉、山の源泉掛け流し温泉は、私が言うのは可笑しいかも知れませんが、文句なし最高の湯でした。湯の花の浮く乳白色の温泉は、湯船こそ3人しか入れませんが山の湯の雰囲気が十分で、また朝の湯も新鮮でした。小屋の直ぐ側の広い谷合から豊富に沸く湯が、かなり下にある奥岳温泉の湯元になっていることからも窺えます。少し宣伝ぽくなりましたが、心地よい疲れもあり就寝時間とともに20:30寝入ました。

カレーの夕食 明けて快晴
6月4日 小屋の食事が5:30であったが、睡眠も十分朝の温泉にも入り、6:00出立となった。峰の辻経由安達太良山(乳首)に向かうが、時間も十分あると言う事から、足元の花から木立の野鳥まで、写真撮影会のような状況で、ゆっくりペースに終始した。それでも、7:10乳首、8:20鉄山、9:10笹平分岐と予定より早く快適に進んだ。
安達太良山主峰の乳首頂上から、安達太良山塊の全貌、うっすら磐梯山が展望出来る。鉄山までの牛の背、馬の背の稜線は風が心地よく気持ちが良い。

乳首を目指してがんばる あれが西吾妻、こちらが東吾妻と冨士の解説

安達太良山頂にて 乳首下にて
馬の背の稜線からは、火山爆発で吹き飛ばされた後の沼の平を見下ろせ、景色は壮観。
鉄山の避難小屋から本格的な降りに入り、塩沢温泉への分岐笹平付近までは、山桜とムラサキヤシオがあちこちに咲き、目を愉しませてくれる。
笹平で、福島駅前で買ったパンとソーセイジで少し早い昼食をとる。ここ迄は余裕を持って塩沢温泉に降ることに。しかし、此処から予定外のことが続き多少梃子摺ることになった。自然保護のためコース整備があまりなされていない、雪渓はこれまで沢山見てきたがコース上でトラバースするとは思わなかった、僧悟台は範囲があまりにも広く位置確認が難しかった、アズマシャクナゲ、ムラサキヤシオ、コブシ(タムシバ?)が次々に現れ撮影に余念がなかった等々ここに来てコースタイムをオーバーすることとなった。

沼の平 鉄山への登り

鉄山避難小屋のあたりは広々とした稜線 笹平下の雪渓をトラバース
時間をかけ長い長い尾根道を降り、12:20塩沢温泉着き、今回の全ての行程を終えた。日帰りの湯を使った塩沢温泉は、宿泊客も少なく食事は出来なかったが、貸切状態の透明のきれいな湯を満喫し、身体もさっぱりとすることが出来た。今回、それぞれに趣のある三ヶ所の温泉を都合3日で5回も入浴し堪能することが出来た。

アズマシャクナゲ ガクアジサイと笑う織田

温泉でご満悦の金子、兜、野上 ビールでご満悦の織田
塩沢温泉14:25発の二本松行きバスに乗車、安達太良を去り、帰途についた。今回のキャッチフレーズの”予定通り”に二本松駅、郡山駅経由それぞれに帰途に着くこととなった。
冨士 記

安達太良の花たち