2008年とんとこ知床の旅サポート隊記録

2008年とんとこ知床の旅サポート隊記録


メンバー:岡崎、小松崎、田中

第1日目(7月18日)

多少の遅れはあったものの予定通り東京組(漆戸,西野,辻川,金子,富士,三宅,小松崎,田中)の8名は女満別空港に到着し、堀井さんと合流。大阪からの岡崎さんがトラブルのため、14:50着のJALになったので、レンタカー組(小松崎、田中)はそれまで待つことになった。ジャンボタクシー組(7名)を見送り、2人で相談して約4時間コースとして屈斜路湖・摩周湖方面のドライブとした。途中の美幌峠道の駅で揚げジャガイモを各自3個食して昼食とした。また小松崎さんはオホーツク特産?のブルービールを本隊への差し入れと自宅への宅配用に手配した。屈斜路湖畔で休息したが、摩周湖では生憎の天気で霧の中で全く見えず。走行するうちに14時近くになり、あわてて女満別へ向けて出発。カーナビの到着予定時間では1時間以上遅れる事になったのでスピードに気をつけながらも飛ばして15:15頃に女満別空港で着き、岡崎さんと合流し、一路相泊に向かった。知床峠は霧の中であった。到着18:30 本隊(祝杯の練習済み)と合流後夕食

第2日目(7月19日)

 本隊4時起床に合わせて起きだし、見送る(4時32分)。その後一眠りして露天風呂へ。瀬石温泉はまだ海水で一杯で一旦掻い出した後お湯が溜まり適温になるのはお昼過ぎとか。止むを得ず相泊温泉へ。しかしここは逆に熱湯で水を入れて冷ます必要があり、約30分以上まって入浴。
8時前に熊宿に戻り、急いで朝食をとり、知床岬遊覧?に出かける準備をした。9:02に熊宿の熊丸に乗り込み、本隊の姿を追いながら、岬へと向かった。9:09観音崎の先で3人ずれの姿は発見したが本隊は見つからず、随分早いなぁ~と言いながら先へと向かい、9:35頃船泊付近でカヌーの人達を横目に9:58頃岬付近に到着した。その付近は波も高く、霧に覆われ灯台も見えなかったので早々に引き返し、本隊を再度探し始めた。熊宿の親父さんは明日出迎え予定の赤岩付近の波の様子をかなり気にしていた様子だ。10:20頃再度船泊に戻り、本隊を待つべく上陸した。上陸後遥か彼方に本隊の先頭を発見、その後間をおいて次々に見つけ全員の到着10:45を待ち再会を祝いまた激励し10:57出帆し一路相泊港に向かった。

熊宿前出発 船泊で本隊発見
上陸(12:00頃?)後一息つく間もなく昼食のためのすし屋を探すべく羅臼へ向かった。食事処鰍で昼食を取りながら午後の行き先を相談し、野付半島とした。15:20頃到着後ネイチャーセンター、原生花園を見物した。また野付湾の干潟と国後島の山も望めた。本日の宿羅臼の旅館高島屋へ戻った。この旅館は道の駅らうすのすぐ裏手にある木造の宿であった。夕食は例によって海の幸が中心で料金の割には温泉付で上々のためか満室であった。

第3日目(7月20日)

山小屋峰での夕食  今日は本隊を15:00頃に相泊へ迎えに行くため、羅臼近辺を散策することにした。先ず宿を9:00頃に引き払い、羅臼湖方面に行くことにして長靴を借りる(500円/人)ために知床倶楽部に行った。そこでレンタカーを代行運転してもらい羅臼湖入口までの往復が可能と言うことがわかり、2000円で依頼した。同入口には9:40頃到着し、羅臼湖を目指したが、途中二の沼で田中は落伍し、岡崎、小松崎の2名で羅臼湖を目指すこととなった。田中は同入口に11:00頃戻り、知床峠に行こうとしたが、途中から濃霧で峠を越えてくる車に天候を聞くとウトロ方面は霧雨で峠も濃霧で寒いと聞き、断念し同入口付近で休息し、羅臼岳の時々刻々の変化を観察していた。羅臼湖を目指した2人は三の沼、四の沼、五の沼を経て、羅臼湖到着11:20。羅臼岳の眺めのよい三の沼でもガスで遠望できず、羅臼湖でも湖の一部しか見えず知西別岳の遠望は全く無理。木道は要所に設けられているが、ぬかるみも多く長靴が役立った。歩道脇にはゴゼンタチバナが到る所で咲いていた。
13:30頃3人は合流し、車の迎えを待って羅臼に戻り、国後展望台に登った。展望台から国後島は良く見えた。それから今晩の宿 山小屋 峰に14:00頃に着き、ここで本隊を迎えに田中は相泊に向かい、2名は徒歩10分ほどの熊の湯の露天風呂を愉しみ時間調整。露天風呂の反対方向にあるキャンプ場入口には今朝より全面閉鎖の看板あり。知床倶楽部で、キャンプ場のほとんど人の通らない遊歩道に、昨日熊が出たまでは聞いていたが、この日の午前4時頃熊がテントまで現われ、女の子が妹のイタズラと思ってテント越しに蹴飛ばして撃退したというのは翌日の新聞で知った。
一方出迎えの方は15:30過ぎに相泊熊宿に到着したが、まだ船からの無線連絡が入らず、到着時間は不明とのこと。待つこと小一時間16:20頃連絡が入り,もうすぐ港に入るとのことで港に出て、本隊を16:30出迎え、無事の帰還を確認した。早速本隊は桜井さんの車と当レンタカーに分乗して羅臼の道の駅、岡田スポーツ店を経由して18:00頃に山小屋・峰へ到着し、温泉で汗を流してホテル峰の湯にて夕食と再会の祝杯を挙げた。20:20散会

第4日目(7月21日)

ゲストハウスランタンの夕陽 本隊は4時起床で4:30出発していったが、3名は別室で目覚めず見送りもしなかった。
6:30に起床し、峰の湯で朝食後朝風呂を浴びてから本隊の荷物を積み込み、出発の準備を行ったが、その荷物の中にエゾシカの角が1本残されていたのには驚かされた。本日はたっぷり時間があるので釧路湿原まで行くことにし、8:30頃出発した。距離は相当あったが3人交代で運転したため比較的負担にならず、12:00頃には釧路市湿原展望台に到着した。ここで昼食後この付近の探索路を約1時間散歩して帰路に着いたが、途中細岡展望台へ行くつもりが道を間違え、コッタロ展望台?付近の原野を迷走する事になったが、何とか抜け出し,屈斜路湖付近経由でウトロのゲストハウスランタンへ18:00頃到着した。
宿は満室で夕食は18:30からで例によって海の幸料理で料理だけで満腹であった。また食事の途中で窓からウトロ港に沈む夕日が見られるので食事を一時中断してカメラを構えた。その後20:00に知床自然村の送迎付の露天風呂(入浴料600円)を予約し、入浴後宿に戻って早々に就寝についた。ウトロ地方としては10日ぶりの晴れ間であったらしい。

第5日目(7月22日)

 本日は知床五湖方面で1日過ごせ、宿もゲストハウスランタンであるので6:30頃起床し、朝食後ゆったりと7:30頃出発して知床五湖の駐車場に車を入れて五湖巡りに出かけたまでは良かったが、一湖の手前でヒグマ出現と言うことで急遽立ち入り禁止となった。そこで予定を変更して知床自然センターに戻り、シャトルバス(往復1500円程?)でカムイワッカ湯の滝の見物に出かけた。約40分ほどで湯の滝に着き(9:30頃)、一の滝の近くまで登ったが滑りやすく、また沢たびのような装備?も持っていなかったので30分ほどで帰りのバスに乗って再度知床五湖で降りて展望台に行ったところ、問題のヒグマが展望台付近を徘徊していた。ここでヒグマの観察と知床連山の景色を満喫し、本隊が無事硫黄岳ピストンの状況を想像していた。
知床五湖展望台で ヒグマ!
その後小松崎さんをウトロのバスセンターに送るべく、バスで自然センターに戻り、レンタカーでウトロの熊の家で昼食を取ってバスセンターに行き、岡崎さんと次はどこへ行こうかと相談中に本隊が下山してきていること(小松崎さんの携帯に入った)を知り、バスセンターの前でばったり遭遇した。これはヒグマに遭遇したほどびっくりでした。かくしてゲストハウスランタンに戻り、夕食前に自然センターの露天風呂に入って夕食後本隊が宿泊の民宿へ徒歩で訪れ、ジンギスカンをご馳走になりながら下山の経緯等を聞き、無事の帰還を再度祝った。

第6日目(7月23日)

ホテル知床での夕食 本隊は1日早い下山のため、ウトロ港からの知床遊覧に出かける予定なので、サポート隊は岡崎さんと2人になり、8:20頃宿を発って昨日と同じ知床自然センターへ行き、知床五湖の閉鎖を確認後、同センターのダイナビジョン(約30分500円)を見て、フレペの滝散策路を歩くことにした。多少の雨ではあったが、ほとんど傘もささずに8:20頃フレペの滝に着き、本隊の知床遊覧船らしき船を8:34頃見送った。その後センターへの帰り道でヒグマを発見し、暫く退避していたが、遊歩道を横断して彼方に走り去った(シャッターチャンスを逃した)のを見届けてセンターに戻り、次は地の涯の露天風呂に入りに行った。露天風呂は手前の3段になった風呂のほかに少し奥に滝見の湯と言うのがあったのでそれに入った。ここは余り使う人がいないのか底がぬるぬるしたもので早々に切り上げ、ホテル地の涯にて鹿肉の陶板焼きを昼食にした。その次は4度目の正直として知床峠に行き、晴天の峠と羅臼岳を眺めた後にホテル知床に赴き、本隊の皆さんと合流した。

第7日目(7月24日)

JR原生花園駅  いよいよ最終日となった知床の旅も本日は知床自然センター方面に行く本隊をホテルの前で7:20頃見送り、我々2人は網走方面に出かけた。まずオシンコシンの滝7:35を見、一路小清水原生花園に向った。原生花園には8:50頃到着したが、折りよくJR原生花園駅に列車が到着しカメラに収めることが出来た。1時間ほど周辺を散策し、次は網走の先のサロマ湖に行くことにした。サロマ湖では10:55ワッカネーチャーセンターに着き、時間も余りないので自転車を借りてオホーツク海とサロマ湖が見渡せる砂州に広がる原生花園をサイクリングすることにした。雄大な北の大地と花と小鳥を満喫して12:05女満別空港に向けて出発した。女満別空港までは意外と近く、13:00丁度には予定通り給油及びレンタカーの返却手続きも終了し、長い旅を空港のラーメン屋での昼食で終了し、関空ゆきの岡崎さんを見送り、本隊の到着14:45を待った。
レンターの総走行距離1341キロ、燃料約80リッター、燃費約16.8Km/L
田中記