十二ヶ岳

十二ヶ岳


十二ヶ岳(1683m、河口湖畔)に登りました。
 桜は散ったが新緑が美しくなり始め、山歩きには良い季節となりました。冬場に弱った体調の整備を兼ねて、どこかに出かけたいと山の案内書を見て、富士山を近くで見られるという期待から、富士五湖の河口湖と西湖のそばの十二ヶ岳に登って来ました。
日 時:2009年4月27日(月)
参加者:7期 竹辺、三宅、金子(記)
山行記録:
 JR大月で富士急行で河口湖に着いたのは8:41(JR横浜線 町田6:33発)。
天候は快晴、風が冷たい。タクシーで毛無山登山口(文化洞トンネル入り口)へ。9:04出発。毛無山の登りは整備された歩きやすい道で、高度をかせぐ。1241mのピークのあたりで一休みし、雲一つ掛っていない大きな富士山と、河口湖、西湖及び遠くに山中湖を見ながら、調子よく登る。あちこちにチビマルヤマサクラ(?、どなたか訂正を)が満開で鈴なりの白い花を咲かせていて美しい。10:30に毛無山山頂(1500m)着。今日は早朝のスタートであったので、ここで早めの昼食。

富士山と河口湖 桜と富士

西湖と桜 毛無山頂
11:14 十二ヶ岳に向けて出発。ここからはやせ尾根となる。しばらく行くと小さなピークの一ヶ岳が出てくる。同じような道を登ったり、下ったりしながら、各ピーク毎に表示があり、途中でロープが出てきたりするが、それほどの険しさでなく八ヶ岳まで進み、11:50 休憩。ここから、登り下りの振幅が大きくなることを覚悟したが、九ヶ岳、十ヶ岳はピークは通らずに通過。なんだピークを通らないのかとやや拍子抜けをしたが、そこから登りが急になり、十一ヶ岳着。さあ、あとピークは一つと勇んで進むと、そこからは下の見えないような急な下りで、ロープ、鎖にしがみついて岩場を、足元に気を付けながら下る。なかなか厳しい下りを約50m程度下ったところがキレット状になり、鉄製の吊り橋がかかっている。ここですれ違った男性は、この山のベテランで、小桜の花を見に来たとのこと。この吊り橋は、昔は丸太一本で、上にロープが通っていただけで、渡るのに怖かったとのこと。今の吊り橋は揺れるが、危なくはない。そこからの登りは、まるで岩登りのようで、ロープ、鎖を使いながら這いあがった感じ。12:44 十二ヶ岳(1683m)着。富士山はてっぺんに雲がかかっていたが、まだまだ見晴らしは良し。雪をかぶった南アルプスを林越しに見る。

十一ヶ岳を下る 十二ヶ岳頂上にて
鬼が岳、鍵掛峠方面へはコースタイム3時間であり、降りるのが遅くなるので、西湖湖畔の桑留尾方面へ下ることとする。13:14 発。西湖がすぐ下に見えるルートであり、当然ながら急坂が続き、足元に注意が必要。14:30に、西湖の湖畔の真ん中の十二ヶ岳登山口に到着。タクシーにて河口湖駅まで出て、駅前で「信玄ほうとう」を堪能して帰った。
今日の登山は、厳しい登り下りがあり、体調調整に選ぶにはふさわしくない山であったが、午前中は雲ひとつない快晴で、富士山が目の前にばっちり。一日楽しい山行でした。