塩見岳行

塩見岳行


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2010年7月29日 相模湖駅‐茅野‐高遠‐鹿塩

中央線相模湖駅で冨士さんと待ち合わせる。今回の塩見岳行きは冨士さんと竹辺と息子達の4人となった。中央高速を諏訪ICで降り、茅野で昼食(蕎麦)のあとスーパーで食料品などを買う。茅野からは杖突峠を越え高遠に向う。高遠城址は葉桜で静かなたたずまい。織田氏の武田攻めの戦いの場となったところである。
高遠から分杭峠を経て鹿塩に向う予定であったが峠の先が土砂崩れで通行止めと分かり迂回する。折草峠を越えるという迂回路も大変険しいルートであったが何とか無事に小渋湖に出て、大鹿村に向う。
今日の宿は山塩館。ここには海水と同じぐらいの濃度の塩水が出る。地名にも大塩、小塩、塩河など塩のつくところが多い。塩見岳もその関係なのだろうか。透明で塩辛い温泉と地元で取れた鹿肉のカルパッチョなど美味しい料理を堪能し9時ごろに就寝。夜半には激しい雨音がしていた。

7月30日 鳥倉林道‐三伏峠‐本谷山‐塩見小屋


木の階段を登る 三伏峠
4:30起床。5:00出発。雨はほとんど止んだ。5:40ゲート駐車場に車を止めおにぎり朝食をとる。天気は快方に向っておりところどころ青空が見えるようになってきた。
6:10林道を歩き始める。7:00登山口。ここまで日2便のバスが入っておりバス停がある。しばらく唐松の植林地をジグザグに登っていく。8:15豊口山との鞍部。尾根の北面に沿っての道には木製の桟や梯子がある。昨夜の雨に濡れており滑りやすい。9:15塩川からの道を合わせる。9:35三伏小屋に到着。10:00三伏山で昼食とする。今日の昼食はランチパックに暖かいココアが美味しい。ここは見晴らしがよく塩見岳も見えるが頂上だけは雲の中である。登っていく人、下ってくる人と結構人が通っていく。

三伏山にて マルバダケブキ

塩見小屋でくつろぐ いちど下りまた上り返す。お花畑がありマルバダケブキの黄色い花が多い。写真をとっている人も多い。11:30本谷山。ここからは樹林帯を行くことになり見通しは利かないが日差しがさえぎられしのぎやすい。2箇所ぐらい枯木帯がありそこからは塩見岳が望める。冨士さんは花を見つけては写真を取るのに精を出している。権右衛門山の裾を横切り水場を越えると尾根への取り付きとなり、やがて塩見新道を合わせる。塩見小屋はすぐである。13:30塩見小屋着。
宿泊手続き、トイレの使用法説明など係りの女性は手際が良い。ビールなどの種類も豊富。ビールで乾杯し、あとは水割り、コーヒーとそれぞれでくつろぐ。4:30夕食。5時半ごろ寝たら8時過ぎに目が覚めた。

 

7月31日 塩見岳往復‐三伏峠‐鳥倉林道‐松川‐相模湖駅

5:00朝食。霧雨模様。見えないかも知れないがともかく頂上に行ってみようと5:50出発。まずは天狗岩の右肩のあたりを越していく。いちど下り西峰への岩場を登っていく。6:55西峰着。ここに三角点があり海抜3046m。ガスで視界は利かない。30mほど先にある東峰に移る。こちらが最高峰で3052m。缶ミカンを空け登頂を祝う。
時間を気にしながら待つうちにガスが薄くなり時々南西方面が見えてくる。見晴らしの良い西峰に戻った頃一気にガスが晴れ荒川岳がはっきり現れる。感激!北東の間ノ岳方面は相変わらず白いガスの中であった。

塩見岳(東峰)にて ガスが晴れてきた! 悪沢岳、荒川岳
u-Tubeで動画が見られます。
 

三伏山まで帰ってきました 7:30頂上を発ち、塩見小屋に戻る。天候の回復に恵まれたことを感謝しコーヒーブレークとする。
8:50塩見小屋発。10:30本谷山。昼食をとる。
11:50三伏山。ここで塩見岳をバックに記念写真をとる。
14:15登山口にもどる。しばらくするとバスが来たので駐車場まで利用する。客は私達だけ。頑張っている伊那バスにはちょっと気の毒だったがきつい下りの後には助かる。
鳥倉林道駐車場から松川ICへ行き諏訪湖SAで食事。やはり渋滞につかまりながら相模湖ICまで。20:00相模湖駅で冨士さんと別れる。
 

感想

今回の山行は塩見岳とその山ろくの鹿塩温泉、そして大鹿村を貫く中央構造線を辿ることであった。分杭峠付近の通行止めで北川露頭を見ることは出来なかったが山塩館の湯も塩見岳のガスも大変印象深かった。。
また大鹿村も良い雰囲気を持った村だと感じたが通り過ぎるだけになったのは残念であった。大鹿村ガイドブックから

大鹿は 山また山で いい景色

竹辺写真集 (竹辺 記)