尾瀬登山
尾瀬登山記録（燧ケ岳標高2356 m、至仏山 標高2228 m） 2010年10月15－17日
参加者：金子、大坪
1日目（10月15日、金曜日) 曇りときどき晴れ（登山距離7.5 km、登山時間3時間3分）
新宿駅新南口7時20分発高速バス尾瀬号にて尾瀬に向い、大清水に11時10分定刻に着く。11時18分大清水登山口[標高1180m]を出発する。沼田街道の林道を1時間程辿ると一ノ瀬休憩所に着き、昼食を取る。売店の山水に浸してあるトマトが美味である。ここから紅葉が美しい登山道になり、しばらく行くと展望地に上がる。石清水といわれる湧水が旨い。
石清水からさらにジグザグした登山道を登りきると、三平峠[標高1762 m]に着く。峠はうっそうとした森林の中にあり、全く眺望がない。三平峠から少し下ると尾瀬沼の南岸に着く。ここから燧ケ岳が一望できる。岸辺を反時計回りに回ると、すぐに尾瀬沼ビジターセンター[標高1665 m]に着く（14時21分）。長蔵小屋に宿泊する（一泊2食8100円)。
2日目（10月16日 土曜日) 晴れ（登山距離15.8 km、登山時間7時間51分）
午前6時49分長蔵小屋を出発する。気持ちのよい浅湖湿原の途中で、沼山峠に向かう沼田街道から左道に別れる。沼尻方向を行くとすぐに燧ケ岳に登る長英登山道の入り口に着く。長英新道の最初はダラダラとしたぬかるみ道で、木場道の無い所は歩き難い。展望の無い登り道を半分程登ると傾斜が増し、燧ケ岳が見えるようになる。振り返れば眼下に尾瀬沼を望める。
急坂を登りきったミノブチ岳を超え、すぐに沼尻からのナデツ窪登山道に出会うと、燧ケ岳最後の急登となる。燧ケ岳は双子のピークから成り立っており、9時31分に三角点のある東側の爼嵓ピーク[標高2346 m]に着く。登山所要時間2時間42分（標準コースタイム3時間20分）。頂上にはすでに多くの登山者が登っている。夜行バスで大清水から着いたとのことである。西側の柴安嵓ピークにも多くの登山者が登っている。山頂からの眺望は素晴らしく、とくに西側方向の眺望が良く、尾瀬沼を超えて日光白根山、男体山、皇海山などの日光連山が遠望できる。
爼嵓ピークから一度少し下って、登り返すと20分で柴安嵓ピーク [標高2356 m] に着く。燧ケ岳の最高所で尾瀬ヶ原の大展望台である。尾瀬ヶ原の向こうに至仏山が対峙している。北西側には平ケ岳が望める。山頂で昼食し、しばし展望を楽しむ。
昼食後、見晴新道の急坂を見晴十字路へ下山する。下り際は天空を歩くように眺望がよいが、すぐに森林の中に入り、岩がゴロゴロした歩き難い道になる。12時34分見晴十字路[標高1400 m]に到着する：下山所要時間2時間（標準コースタイム2時間10分）。晩秋にもかかわらず多くの登山者が来ている。充分休息後、尾瀬ヶ原の真っ直ぐな木道を縦走する。前に至仏山、後ろに燧ケ岳を見ながら、竜宮、牛首を順調に過ぎ、14時40分に尾瀬ヶ原の西端の山ノ鼻に到着する。この夜は国民宿舎尾瀬ロッジに宿泊する（一泊2食8500円）。
3日目（10月17日 日曜日) 曇りときどき晴れ（登山距離7.4 km、登山時間5時間20分）
6時36分尾瀬ロッジ[標高1400 m]を出発、至仏山登山口から蛇紋岩の滑り易い急坂を登る。着実に登っていくと、曇り空の中、尾瀬ヶ原がうっすらと見えるようになる。高天ケ原を過ぎると緩やかな登りになり、直ぐに至仏山頂上[標高2228 m]に着く。到着時間8時55分：登山所要時間2時間19分（標準コースタイム3時間）。下の方はうっすらと晴れているので尾瀬ヶ原は見えるが、生憎、頂上には流れ雲が懸かっているので遠望はよくない。時々、雲の切れ間に燧ケ岳頂上部分が見える。
30分程待つが雲が晴れないので、至仏山を出発する（9時38分）。小至仏山への縦走路は足場が良くないのでゆっくりと進む。10時19分小至仏山[標高2162 m]に到着する。しばし景観を楽しむ。至仏山の眺望が素晴らしい。眼下に鳩待峠が望める。さらに下り、笠が岳への分岐を過ぎ、オヤマ沢田代を通過すると道が良くなる。途中昼食後、鳩待峠[標高1591 m]まで一気に下る。到着11時56分：下山時間2時間18分（標準コースタイム2時間15分）。
鳩待峠から乗り合いタクシーで戸倉に下る。峠から戸倉までの車道の両側の紅葉は素晴らしい。戸倉で充分に時間があるので、温泉に入り、汗を流し疲れを癒す。16時20分発座席予約の高速バス尾瀬号で東京に向かうが、高速道路が混雑しているため大幅に遅れて新宿に着く。21時40分に新宿駅にて解散する。健脚に感謝！！
大坪 記