参加者 大坪 金子 冨士 (3名)
行動記録
8月22日 10:12 東京駅発 MAXとき317乗車 11:28 越後湯沢駅着 11:38 越後湯沢駅発 はくたか8乗車 13:40 富山駅着 14:40 富山駅発 富山電鉄乗車 15:30 有峰口駅着 15:45 送迎車で亀谷温泉へ 16:00 国民宿舎白樺ハイツ着 18:00 夕食 20:30 就寝
金子・冨士は上越新幹線とほくほく線特急で、大坪は山陽新幹線と北陸線特急で富山駅に。
富山地鉄の有峰口駅には宿の迎えがあり、今宵の宿の亀谷温泉・国民宿舎白樺ハイツに。
宿は、登山の宿泊客と日帰り温泉客が利用するらしく、静かな良い宿で料金も良心的。
何とか持っていた空も雨になり、秋雨前線の北上で、明日からの天候が気掛かり。
8月23日 5:00 起床 おにぎりの朝食 5:55 タクシーで出発 6:40 折立登山口着 登山開始 11:20 太郎平小屋着 20分休憩 11:40 薬師平着 12:30 薬師岳山荘着 宿泊手続 13:00 薬師岳ピストン出発 直ぐに断念 13:15 薬師岳山荘帰着 17:00 夕食 19:30 就寝前夜用意して貰った朝食用のおにぎりを部屋で食べ、ゲートの6時開門に合わせ出発する。 途中片側通行の箇所も多く、展望台で降り記念写真も撮ったりしたが、折立の登山口には、 35分で着いた。先行したタクシーの登山客4人に続いて、雨の中の登山開始となった。、 最初から急な登りが続くが、雨とガスとで見通しは利かず、ひたすら登っていく。直ぐに追越 したグループの他は、前後に登山客は居らず、途中からは下山客と擦れ違うことになるが、 悪天候の影響か、8月中なのに登山する人は少ない。
8月24日 4:30 起床 4:50 朝食 5:15 薬師岳ピストン出立 5:55 薬師岳頂上着 6:35 薬師岳山荘再出発 8:00 太郎平小屋着 10分休憩 9:55 北ノ俣岳着 10:40 赤木岳手前 20分昼食 11:35 中俣乗越着 13:05 黒部五郎分岐 頂上ピストン 13:20 野口五郎岳頂上着 13:35 分岐からカール道下山 14:00 カール下に着 15:05 野口五郎小舎着 宿泊 17:30 夕食 19:00 就寝夜通しの雨風で心配されたが、夜明け前から雨も上がり霧も出ていない。 勇躍、薬師岳山頂の登頂に挑む。山全体が判ると、この山の素晴らしさが実感出来る。 空荷でもあり順調に頂上に。登りの途中から、北アルプス全ての山が見得るのではないか と思う程好く見える。槍・穂高、水晶・赤牛、後立山、立山・剣、黒部五郎・三俣蓮華・双六に 乗鞍・御岳、白山と思しき山稜まで雲に浮かぶ。薬師岳からは遠く富士山がクッキリ見えた。 快晴下でもこれだけの眺望は望めない程の正に奇跡。曇天ながら空は高く、この眺望が 一日続き、最高の幸せを味わった。
8月25日 4:30 起床 4:50 朝食 5:20 出立 7:15 三俣蓮華岳頂上着 8:40 双六岳頂上着 9:30 双六小屋着 30分昼食 10:00 双六小屋出発 11:10 弓折乗越・鏡平分岐着 14:50 抜戸岳・笠新道分岐着 16:00 笠ヶ岳山荘着 宿泊 16:30 夕食 19:30 就寝夜半からの雨は小降りとはなったが、終日雨の予報。今日も長丁場、覚悟の出立となった。 三俣蓮華岳への登りは、少しは眺望も利き、着実に歩を進めたことで順調に頂上に達した。 その後、尾根道で雨が強くなり、双六岳頂上では休憩することもなく、双六小屋への急坂を 一気に降る。雨の中食事もままならず、双六小屋でうどんを頼み、土間で食事をさせて貰う。 一息入れて先に進む。途中の花見平では雪田は消えて無かったが、お花畑は健在だった。 また、極近くで雷鳥親子がゆっくり草の実を啄ばんでいるのを見ることが出来た。この後も 山道をちょこちょこと先行く雷鳥が何度も見られた。雨も嬉しい事を用意してくれるものだ。 雨の中、鏡平への分岐・弓折乗越を過ぎ、いよいよ笠ヶ岳へ突き進むことになった。
8月26日 4:30 起床 4:50 朝食 5:30 笠ヶ岳ピストン出立 5:45 笠ヶ岳頂上着 6:10 笠ヶ岳山荘再出立 7:25 稜線笠新道降り口着 11:15 笠新道登山口着 10分休憩 12:15 新穂高温泉着 13:30 松本直行バス乗車 15:35 松本着 15:47 新幹線あさま乗車 18:36 新宿着小雨の中、目的の一つの笠ヶ岳頂上に登るが、頂上では雨と霧で眺望はない。記念撮影を して山荘に戻り、身支度を整え下山開始。新穂高温泉への笠新道の分岐まで、昨日の道 を戻る。同じ雨の中とは云え、気分は違う。笠新道の分岐は抜戸岳に近い高い位置から 付けられており、抜戸岳南稜から高度差1400mを降ることになる。途中の花の多い杓子平 を除き、細かいジグザグ道が延々と続き、降っても降っても終わらない。雨は降ったり止ん だりに変わっていたが、石の多い急な道を降るには神経も使い捗らない。石が滑らないの が何よりだった。登山口のある左俣沢が見えるようになってからも長かったが、ほぼ予定 時間に下山することが出来た。新穂高温泉への林道は、ゆっくりのんびり歩くことが出来た。 新穂高温泉で高山経由で帰る大坪と別れ、金子・冨士は、松本行直行バスまでの1時間、 日帰り温泉で汗を流し、着替えもし、長くも充実した縦走登山を終えることが出来た。
反省 季節外れの秋雨前線の停滞と言う難儀の中、可也タイトな計画ではあったが、予定通り達成出来たことは、上出来だったと思う。実力を知ったもの同志、慎重且つ果敢に、事に当たったことが良かったと思う。
冨士 記