夫婦であり同志である

自由と良心の教育に命をささげた新島襄と、男勝りの「ハンサムウーマン」八重。逆境にめげず、新時代を開いた二人の生きざまをあざやかに描き出す。(オビのコピー)
幕末に日本を飛び出し、アメリカでキリスト教を学んだ新島襄と戊辰戦争で籠城戦を耐えぬきながらも敗れ、すべてをうしなった八重。
帰国ご理想に燃える襄は,京都の地で学校設立に奔走した。
その妻となった八重は、未来を向いて新たな人生を選び、洋装のモダンレディとして歩み出した。
近代の幕開けに出会った二人の生き方を軸に,八重の兄で、同志社英学校設立と京都の近代化に力を尽くした山本覚馬や,襄の教え子たちなど魅力的な人物にも光を当てる。
巻末には襄、八重、覚馬の詳細な年譜を付した。
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