福本武久の著書

武州かわごえ 繋舟騒動 



 
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BookWay
2011年03月31日刊行
定 価 電子書籍:500円 オンデマンド印刷本:1980円

A5/370ページ
長編歴史小説
 本サイト連載した同タイトルの作品を大幅に加筆したものです。

  江戸時代……。武州川越は東国の穀倉といわれ、あらゆる物資の集散地でした。川越にあつまった諸物資は陸路ではなく、舟にゆられて江戸に運ばれてゆきました。
 城下の東には松平伊豆守がひらいた細い川筋がいまもあります。新河岸川といわれ川越と江戸を結ぶ重要な水路でした。河岸場には、つねに500艘もの高瀬舟が往来していたのです。この新河岸川を舞台にして嘉永3年、藩をゆるがす騒動がもちあがりました。
 舟賃の値上げをめぐって、船頭、舟問屋、川越商人が3つどもえの様相! 船頭たちは2度にわたって舟を繋ぐという実力行使に出たのです。江戸では米騒動が起こり、川越では諸物価が高騰してたいへんな騒ぎとなりました。
 本作品は河岸のリーダー・炭屋半蔵が、利害対立する舟問屋をとりまとめ、川越藩、船頭、商人、街道の馬子たちの間に立って奔走する姿をえがいた歴史・時代小説です。

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