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当楽団最古参の名物指揮者、桝川大輔の身勝手な日々の雑感です。
マンドオケを中心とする音楽への飽くなき探求から、80年代POPS、
果ては社会問題・現代世相まで伏字連発のめった斬りです。
飲み屋かなんかでの中年のたはごとと割り切って軽い気持ちで読んでくださいね。

2004/8/20『偶然音楽』

偶然音楽に興味がある。ジョンケージとかクセナキスとか確率論云々などはわからな いが、もっと易しいゲームとか遊びのようなのが好きだ。
モーツアルトの冗談音楽?のひとつに、五線譜が上からも下からも逆からも読めるの を利用し、一枚の譜面を奏者が向かい合って覗き込み演奏すると、きちんとニ重奏に なるのがある。「ちょうど真ん中でロープウエイのようにすれ違う瞬間に醍醐味があ る」とは解説の言葉だが、演奏してみてまさにそのとおりであった。
まさに天才のなせる業だが、作ろうと思えば意外とできるかもしれない。今度遊びで 作ってみようかとも思う。

あるメロディを譜面上、全く逆行して演奏するとどうなるのだろうか。超有名な名曲 を終わりから冒頭まで逆に演奏して、「今のは何の曲でしょう?」というのをクイズ にすると面白いかもしれない。またその場合著作権はどうなるのか。。。興味深いと ころだ。逆から演奏しても全く同じ、つまり「イカのダンスは済んだのかい?」とい う回文のようなメロディを作るのも面白いかもしれない。

自分の編曲作品で偶然音楽らしきことをやったことがある。2年前チャップリン特集 の「モダンタイムス」の中で全音符(トレモロ)を

(X)奏者の誕生日の数だけその楽器の最低音から上昇させた音
(Y)その音を演奏している現在の月日の分上昇させる
(Z)さらに演奏している時間(何時)の分上昇させる (2桁の数字は桁同士で足して一桁に。半音階で数える。但し、上がりすぎたらオク ターブ落としてもかまわない)

の順に演奏するというものであった。これはXで奏者のアイデンティティが、YとZ で何月何日のこのときの一期一会でしか出ない音に純化されていく・・・という感覚 で試してみたのだが、勿論練習ごとに毎回全然違う音が出ていた。
最初の内は聞くに堪えない不協和音だったが、奏者のほうが意図を理解するにつれ、 不思議と、不協和音でもどこか荘厳で美しい音に聞こえ始めた。

本番では、奏者も初めて聴くなんとも幽玄な美しい響きがしていた。このメンバーの この日この時間でしかしない響きが尽きるころpppで「スマイル」が始まる。という、 われながらなんともクサイ展開であった。 この辺のところはバッカス12のCDにあきらかである。




2004/8/18『本番直前!よしなしごと集』

夏合宿は今年も盛況に終った。渾身の合奏、食事・飲み。盛り上がりまくった。合宿係さんも、大活躍であったが・・・毎年夏合宿はハプニングが多い。結局大事なのは「環境」か・・・なくして始めたわかるありがたさよ。

スインギンの「Summertime」が泣ける。黒人が受けた圧政の歴史に思いをはせ、フェイドアウトの永遠に鳴り止まぬ素朴な子守唄に厳かな気分になり、そしてしばしの黙祷のあと、「sing!sing!sing!」へ、アメリカ(アンクル・サム)は突っ走るのである。自分的にはこの曲のどの部分よりもこの間」が好きである。(自分でいうか!?)

夏合宿のあと、たった2日の夏休みは鴻巣の実家へ。デジカメで母を撮って、パソコンで画像データを修正し、しわを取ってあげたら喜んでいた。母がこの写真を悪用しないことを祈りたい。

最後の1日は少年に戻り、釣竿を手に鴻巣の田舎を探索。いるのはブラックバス、ブルーギル、ミシシッピアカミミがメといった外来の帰化生物ばかり。小鮒釣りしかの川は全滅、哀し。子供のころは見かけなかったチュウダイサギやアオサギが多く、数少ない泥鰌やザリガニを食い荒らしている。これも温暖化の影響だろうか?

田んぼの中で半径5メーターくらいを、乱舞する20羽位のツバメに囲まれているおじさんを発見。よくみると、柄の無い熊手のようなもので稲を払ってウンカ?を飛び立たせ、ツバメに食べさせている。すごい駆除法があったものだ。どこでもやっているものなのか知りたい。

今年2度目のうなぎ、うまい。来年は利根川に行き、自分でうなぎをとってさばいて食べてみたい。「うなぎを獲ること」それが音楽と家内の次に今一番の関心事である。

最近ダイエットで昼食と夕食を軽くしているのだが、今日も飢餓状態で「小諸そば」に行ってしまった。昔、冬山で遭難しかけたとき、なぜか死ぬ前に天ぷらそばが無性に食べたいと思ったことがある。それ以来天ぷらそばは自分のソウルフードである。
それにしても小諸そばの天ぷらそばは何でこんなにうまいのか。ニ八のそばと関東の濃い口つゆ、オリジナルのてんぷら、ねぎのハーモニーがたまらなく絶妙で食べながら嗚咽がでそうだ。もういっそのこと「小諸そば」に就職してしまいたい。。。

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