「極刑を!」
都子さんの父・大山友之氏証言
岡崎被告公判
1998/4/30
坂本都子さんの父親大山友之さんが、4月30日、東京地裁で開かれた岡崎一明被告の公判に検察側証人として出廷し、娘夫婦や孫を奪われた怒りと深い悲しみを証言し、極刑を求めました。
大山さんは、松本智津夫被告の公判を中心に多くのオウム裁判を傍聴されておられますが、証人となるのはこれが初めてです。
主な証言内容は次の通り。
(被害感情について)
「私も人の親であり、娘ら3人を奪われた悲しさや怒りは言葉で言い表せない」
「麻原や実行犯と地球で同じ空気を共有していると考えると、身の毛がよだつ」
「親には申し訳ないが、当然死刑になると思うし、そう望んでいる。」
(岡崎被告の「自首」の主張について)
「凱旋将軍の手柄話のように語るのは罪を重ねることで恥知らずだ。しゃべったから事件が解明されたのではなく、岡崎がいたから娘を殺されたと思っている。岡崎の態度は自己保身だ」
(神奈川県警の初期捜査について)
「家族が秘密捜査を望んでいたのに、公開捜査に同意するよう高圧的に求めてきた。拉致されたとの訴えを聞いてくれず、納得しないまま公開捜査をされた」
(オウム裁判について)
「世の中ではオウム事件の裁判を早く終わらせて処罰をすべきだという意見もあるが、自分は時間をかけても事件の真実を追求してもらいたい。」