<松本公判>4月11日予定の公判を取り消し
裁判所歩み寄りか?!
東京地裁(阿部文洋裁判長)は7日、今月11日に予定していた松本智津夫被告の次々回公判の期日を取り消しました。
今月24、25日の公判で行われる見通しの松本被告の意見陳述と、この日裁判所が要請した弁護団の意見陳述に、それぞれ準備期間が必要と判断したものとのこと。かねてより弁護団が、「月4回ペースの公判は負担」として11日の公判欠席を伝えていたことから、裁判所は審理の混乱を防ぐ狙いもあって、歩み寄りの姿勢を見せたとみられます。
7日夕行われた裁判所、検察、弁護団の3者協議で、裁判所は弁護団に対し、地下鉄、松本両サリン事件と坂本堤弁護士一家殺害事件の3事件の意見を述べるよう求め、さらに意見を留保している地下鉄事件の被害者関係の証拠約1万1000点の中で、重症者の証拠について同意か不同意かを早期に明確にすることを要望。そのうえで11日の期日取り消しを決めました。
弁護団はこれまでの裁判所の要請に応じ、地下鉄事件と坂本事件の検察側証拠のうち新たに21点を同意、153点を不同意にする意見書を4日に提出しましたが、地下鉄事件の被害者関係の証拠は留保していました。(共同通信ニュース速報より)
ということで、次回の公判期日は4月10日です。