「生きてかえれ!」 
救出運動総括文集発行に当たって

「救う会」を中心とした坂本弁護士一家の救出運動は、過去に例を見ない広がりと高まりを見せた。一家を直接は知らない多くの人々までもが、何か自分にできることはないかと自発的に動き、実に多彩で発想豊かな救出運動を展開してくれた。このため、事件は5年余りを経ても風化せず、このことが事件解決に大きな影響を与えたことは疑いの余地がない。



私たち「救う会」は、本報告書を3人の墓前に捧げ、二度と再びこのような事件がおこることのない社会を築くべく、努力を続けることを誓う。