坂本堤弁護士 慰霊の地



新潟県西頸城郡名立町大字東飛山字入向嶮岨2823番地
「大毛無山」



現場から周囲の山並みを見る




現場に通じる道に名立町役場が建てた案内板。
日本海に近い名立町役場から、1本道を車でひたすら登ること約1時間。
町の方で舗装工事を進めていただいたおかげで、ほとんどの部分は比
較的楽に走ることが出来る。標高がかなり高いので、天候の変化が激しい。
夏の4〜5か月を除いて、1年中ほとんどが雪に埋もれている豪雪地帯である。



メモリアルが出来る前の現場の状況
発見直後名立町が建立して下さった慰霊塔
中央奥の窪地に遺体発見現場がある




除 幕
1997/9/7








メモリアルに刻まれた坂本弁護士の作文「一年生」を朗読する影山秀人弁護士(救う会事務局長)
ちなみに、横からマイクを差し出す手は、裏方専門の瀧澤である。



メモリアルは道路の近くに建立されたが、実際の発見現場はそのさらに奥にある。
そこには、以前名立町で建立された慰霊塔が移設された。
雪深いところだけに、芝が根つくかどうか心配である。



追悼演奏
坂本さんの友人だった日本フィルの松本さんがバイオリンを演奏し始めたとき、俄に雨足が激しくなった。
曲目は、坂本さんが好きだった「タイースの瞑想曲」

石井陽子さんは東京芸大の学生さん。都子さんも演奏したフルートをぜひ現場で、とお願いして来ていただいた。
石井さんには失礼ながら、私は都子さんをイメージしながら演奏を聴いていた。
乳白色の霧雨けむる深い森の中に溶け込んでいくような柔らかな音色だった。
都子さんのやわらかな笑顔を思い出した。




都子さんのご両親大山さんご夫妻の挨拶




<碑 文>
(表面)
坂本弁護士一家メモリアル

       一九九七年九月

                日  本  弁  護  士  連  合  会
                新   潟   県  弁  護  士  会
                横   浜   弁   護   士   会
                坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会



(裏面)