龍彦ちゃん 慰霊の地



長野県大町市 高瀬渓谷緑地公園

大町市の郊外。大町温泉郷から立山黒部アルペンルートを黒部ダムの方に向かう。
途中、エネルギー博物館や葛温泉の標識のあるT字路を左折。
しばらく行くと大町ダムが見えてくる。その脇の傾斜地に緑地公園が広がっている。
メモリアルが置かれたのはその最上段の一画。
市民の憩いの場とのことであるが、先日の下見の時には野生の猿に出くわした。


大町ダム



北アルプスの麓





この地には、あの童話「龍の子太郎」の元になった伝説があったとされ、
緑地公園内には、既に立派な龍にまたがった少年がいた。
ところが、この「龍の子太郎」の話、実は都子さんのお母さん大山やいさんが
いつも都子さんに聞かせてあげた話だったとのこと。きっと、都子さんは
龍彦ちゃんにもこの話をきかせてあげていただろう。
「龍彦」の名前の由来はよくわからないけれど、決して無縁ではない気がする。
偶然にも、龍彦ちゃんのメモリアルの候補地の一つにこの緑地公園が上がり、
下見に来たとき、私たちは即座に、「ここしかない」と感じたのです。
龍彦ちゃんも、遊び仲間が出来て退屈しないでしょう。



除幕
1997/9/8

きれいに整備された公園の一画
既存のオブジェとも見事に調和しています。




龍の子太郎くんと龍彦ちゃん




日本フィルの松本さんと芸大性の石井さんがハーモニーを奏でるのは、「星に願いを」と「赤とんぼ」
その時、譜面の上に赤とんぼがとまりました。
2人の演奏を聴きながら、まるで龍ぼうと戯れているようでした。




 
龍ぼうのメモリアルの前で挨拶される大山さんご夫妻。
2日間に渡った3ヶ所の除幕式も、予定通り無事終了しました。

後ろは、小島弁護士。3つの除幕式とも司会進行を務めました。
大任を無事済ませ、帰りの電車では爆睡でした。




<碑 文>
(表面)

 坂本弁護士一家メモリアル      


  一九九七年九月                                  

                日  本  弁  護  士  連  合  会
                長   野   県   弁  護  士  会
                横   浜   弁   護   士    会
                坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会




(裏面)

        (後略)