究極のDOSマシン計画 WebBoy編


[追加情報]

WebBoy Ver4発売(1998/10/21)

私はMacユーザーなので、普段はWindowsのソフトウェア売り場には寄り付かないのですが、久しぶりに行ってみると、WebBoyの新バージョンが発売されているではありませんか。あわててIBMのホームページを見てみました。新機能は…

・Desktop On-Callクライアント機能(WebBoyからWindows機を遠隔操作する)[高機能版]
・印刷機能[高機能版]
・JavaScript 1.1[高機能版]
・SSL(Secure Sockets Layer) Version 3.0
・MIMEによるファイルの添付
・プログレッシブJPEG
・メールのファイルからの読み込み/書き出し

などなどいろいろありすぎるのでまずはそのページをご覧ください。[高機能版]というのは、486SX以上、メモリ8MB以上搭載の機種向けのバージョンでサポートしているものです。インストール時に「基本機能版」か「高機能版」かを選択できるようになっています。

価格は9800円。アップグレード版は7800円。

(1998/11/8)


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WebBoyもインストールだ

WebBoyはIBMから発売されているDOS用のWWWブラウザです。

インストール

最初はDOS/Vノートパソコン(Compaq Aero)とINTERTopをInterLinkでつなぎ、ノートパソコンのフロッピーディスクドライブをINTERTopのリモートディスクにしてインストールしようとしましたが、これはうまくいきませんでした(途中で読み込みに失敗する)。

そこで、フラッシュカード(コンパクトフラッシュではありませんが、コンパクトフラッシュでもできるはずです)にインストールディスクの内容をコピーして、INTERTopに持っていきインストールを実行することにしました。

まず、WebBoyのフロッピーディスク2枚の内容をそのままフラッシュカードにコピーします。それぞれのフロッピーには同名のファイルがいくつかありますが、これらは中身も同じですのでどちらかがあれば問題ありません。

次にDOSのlabelコマンドを使ってフラッシュカードにラベル名webboy2と付けます。インストールプログラムはこのラベル名を見て2枚目のディスクを判別しているため、このような方法を使います。

以上の準備ができたらINTERTopにこのフラッシュカードを差します。

INTERTopには、Cドライブにディレクトリwebboyを作成します。そして、次のように入力してインストールを実行します。

e:install c:\webboy

(Eドライブがフラッシュカードの場合)

後は指示に従って入力していってください。

ビデオの設定は、SVGA、640×480、256色にします。

ホストの設定ではわからない箇所は空欄のままにしておきます。例えば私の場合、ゲートウェイアドレス、IPアドレス、サブネットマスクは空欄のままです。

メールの設定は、WebBoyを起動後に設定します。これも難しくはないと思います。

最後にconfig.sysですが、ramdriveの行は削除します。そうしないとメモリが足りないからです。そして、emm386の設定も少し変えなければなりません。


DEVICE=c:\DOS\EMM386.EXE RAM HIGHSCAN I=B000-B7FF I=D000-D6FF I=DC00-EBFF 2400 FRAME=DC00 X=D700-D7FF X=D800-DBFF

太字のように数値を2400にしてください。

WebBoyではFEPが使えなかったり、power.exeをはずさなければならないなど、通常の環境と異なる点が多いので、config.sys、autoexec.batをマルチconfigにした方がいいでしょう。

私の現状を以下に書き出します。

config.sys


[menu]
menuitem=DOS7,DOS 7.0/V
menuitem=WebBoy,WebBoy System
menudefault=DOS7,5

[COMMON]
SWITCHES=/F
BUFFERS=20
FILES=50
DOS=HIGH,UMB
DOSDATA=UMB
COUNTRY=081,932,C:\DOS\COUNTRY.SYS
SHELL=C:\DOS\COMMAND.COM /P /E:512 /H
DEVICE=C:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=c:\DOS\EMM386.EXE RAM HIGHSCAN I=B000-B7FF I=D000-D6FF I=DC00-EBFF 2400 FRAME=DC00 X=D700-D7FF X=D800-DBFF

[DOS7]
DEVICEHIGH=C:\DOS\SETVER.EXE
rem フォント/ディスプレイドライバ
devicehigh=c:\bin\fontx\$fontx.sys /p=c:\bin\fontx\
devicehigh=c:\bin\dispv\vesapat.exe
devicehigh=c:\bin\dispv\dispvb.exe

DEVICEHIGH=C:\DOS\kkcfunc.SYS
DEVICEHIGH=C:\DOS\ANSI.SYS /X

rem DEVICEHIGH=C:\DOS\RAMDRIVE.SYS
DEVICE=D:\DOS\POWER.EXE

REM PCMCIAドライバを登録します.
rem INTERTopオリジナルのものを使用
DEVICEHIGH=D:\PICOCARD\CNFIGNAM.EXE /DEFAULT
DEVICE=D:\PICOCARD\PCMSS.EXE
DEVICE=D:\PICOCARD\PCMCS.EXE
DEVICE=D:\PICOCARD\PCMSCD.EXE
DEVICE=D:\PICOCARD\PCMATA.SYS

REM パッチドライバ
DEVICEHIGH=D:\PATCH\PATCH.SYS

rem WX3
DEVICE=C:\WX3\WXK.SYS /A5
DEVICE=C:\WX3\WX3.SYS /INI=C:\WX3\WX3SYS.INI /A5

DEVICE=C:\OAK\CTRL$KEY.SYS 1

[WebBoy]
rem フォント/ディスプレイドライバ
DEVICEHIGH=C:\DOS\$FONT.SYS
DEVICEhigh=C:\DOS\$DISP.SYS

REM PCMCIAドライバを登録します.
rem INTERTopオリジナルのものを使用
DEVICEHIGH=D:\PICOCARD\CNFIGNAM.EXE /DEFAULT
DEVICEhigh=D:\PICOCARD\PCMSS.EXE
DEVICEhigh=D:\PICOCARD\PCMCS.EXE
DEVICEhigh=D:\PICOCARD\PCMSCD.EXE
DEVICEhigh=D:\PICOCARD\PCMATA.SYS

REM --- 以下の行は WebBoy for DOS 用に加えられました ---
DEVICEhigh=C:\WEBBOY\NTSDOS\BIN\PROTMAN.DOS /I:C:\WEBBOY\NTSDOS
DEVICEhigh=C:\WEBBOY\NTSDOS\BIN\NTSREM.EXE
DEVICEhigh=C:\WEBBOY\NTSDOS\BIN\NTSTS.DOS
REM --- 以上の行は WebBoy for DOS 用に加えられました ---

DEVICEhigh=C:\OAK\CTRL$KEY.SYS 1


autoexec.bat

@ECHO OFF
SET COMSPEC=C:\DOS\COMMAND.COM
PROMPT $P$G
SET PATH=C:\DOS;C:\BIN;c:\wterm;C:\QC25\BIN;c:\internet;c:\internet\dmail\bin;
SET LIB=C:\QC25\LIB
SET INCLUDE=C:\QC25\INCLUDE
SET TEMP=c:\tmp
SET TMP=c:\tmp
SET TZ=JST-9

goto %config%
:DOS7
rem XIN/XOUTの設定
path=c:\DNKI;%path%
\dnki\xrmt -s
\dnki\xload

LH C:\DOS\KEYB.COM JP,932,C:\DOS\KEYBOARD.SYS

vmx 70
VER
ksh
goto end

:WebBoy
LH C:\DOS\KEYB.COM JP,932,C:\DOS\KEYBOARD.SYS
REM --- 以下の行は WebBoy for DOS 用に加えられました ---
SET MPM_INI=C:\WEBBOY\DATA\MICROPM.INI
SET MW_INI=C:\WEBBOY\DATA\WEBBOY.INI
SET PATH=%PATH%;C:\WEBBOY;C:\WEBBOY\NTSDOS\BIN
SET SOCKET=0
C:\WEBBOY\NTSDOS\BIN\NETBIND
REM --- 以上の行は WebBoy for DOS 用に加えられました ---

ver
goto end

:end

QC25という文字が見えますが、これはQuick Cのための設定です。

さて、これだけでもWebBoyは使えますがIBM製のDOS/V(多分5.0以降)があるならば、以下のファイルをCドライブのルートに置いておきましょう。

IBMZIPC2.DCT
$IBMBASE.DCT

かな漢字変換に必要となる辞書ファイルです。WebBoyは残念ながら他のFEPが使えないようです。

さて、使い心地ですが私としてはなかなかいいように思えました。速度もそれほど遅くない(PentiumやPowerPCとは比べられませんが)、キーボードだけで操作できる、オフラインでも使える、というのが気にいってます。

一方、かな漢字変換が組み込みのものしか使えないのは残念です。もちろんメール書きはオフラインで、使いなれたエディタを使えばいいのですが。

文字ベースのBobcat-Jがいいのか、やはり画像も表示できるWebBoyがいいのかは好みが分かれるところでしょう。私は、自分のホームページのメインがイラストなので、やはりWebBoyに軍配をあげます。あれ…WebBoyは画像をダウンロードできないの? これでは両者共存ですかねえ。


WebBoy追加実験

WebBoyをインストールするとき、12dot、24dotのフォントがインストールされていない、と警告されます。通常の16dotフォントだけでも問題なく使用できるのですが、試しに12dot、24dotのフォントをインストールしてみました。インストールにはフォントのデータなどが必要となるため、PC DOSが必要となります。

途中経過は省略して、結果だけ報告します。これらのフォントをインストールすると大きい文字は大きく表示されるようになります。ただし、メモリが厳しくなるようで、画面上部のアイコンが表示されなくなったり、「メモリ不足」で画面表示ができなくなったりしました。

現在は前述のようなconfig.sysにしていて、メインメモリの空きは489,120byteになっています。動作条件にちょっと足りないのですが、これで問題なく動作しています。

フォントドライバについては、PC DOSの$FONT.SYSの方が、フリーウェアの$FONTX.SYS(FONTX2)よりも7KBほどメインメモリーが節約できる(フォント種類の条件が同じ場合でも)ので、$FONT.SYSを使っています。
$FONT.SYSに最低限必要なフォントファイルは、
$jpnhn16.fnt
$jpnhn19.fnt
$jpnzn16.fnt
の3つです。

(10/6追加情報) ソフトバンク社から「WebBoy活用術」という本が出ています。この本にもINTERTopについて書かれています。薄いマニュアルだけではよくわからない、という方はぜひ読んでみてください。で、この本で知った情報を。サードパーティーのFEPは、VGA16色モードでならば動作します。256色をとるか、FEPをとるかの二者択一、これは難しいですねえ。
それと、IBMのホームページ<http://www.ibm.co.jp/software/internet/webboy/>ではWebBoyのバージョンアップ差分が配布されています。この差分を実行すると、バージョンが3.00Bになります。このバージョンではいくつかのバグ修正の他、「回転する地球」のアニメーションを止めるオプションが追加されています。詳しくはIBMのホームページをご覧ください。


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