過去に観たもの
99年12月


00/01/31
『マクロスプラス』#4
静と動の配置とか基本通りなんだけどやっぱうまいので非常にしまっている。ラストもある意味不満が残るくらい、いさぎよく〆てくれるので非常に余韻が残るつくり。ところでガルドはどうなったのでしょう(笑)。やっぱ死んだかな?
00/01/19
『今、そこにいる僕』#13「今、そこにいる僕」
なんか前回の予想は外れまくったな。思ったとおりだったのは、シュウは元の世界に戻って、サラはあの世界に残ったことくらいか。
たしかにまあ、シュウは何もできなかったけど、あの、無根拠の能天気さは最後までたもちえたあたり救いではあったよね。
00/01/18
『THE ビッグオー』#13「R・D」
終わらないことを前提にして作るのは止めてほしい。次はOVAかな?
00/01/17
『ブギーポップは笑わない』#1「記憶の肖像」
放送時に一応見ていたのだが、半分寝ていたのか(酒も入っていたし)友達に貸すためにちょっと早回しでチェックしていたら、見事にろくに覚えていなかったので、もっかい見た。いやー、なんとも地味な第一回だ。監督はミトの渡辺高志なんだよねえ。へえ。まあ、構成の村井さだゆきの話によると全12話全体で話が見えてくるようなつくりだそうだから、一応もうちょっとみてみよう。といいつつ一応全部見るとは思うけどね。
00/01/13
『今、そこにいる僕』#12「殺戮の大地」
最後は革命だあって話になるのかと思っていたのだが、ぜんぜん違いそうですね、なんか。予告のナレーションからすると、ナブカがハムドを殺して終わるのかな。なんにしても予告の絵からして救いがなさそうな終わり方になりそうだ。なにしろ、サラが笑ってる。名前忘れたけどあの女の子(今確認したらスーンでした)好きだったんだけどなあ、だからもう目が死んで、銃を取るシーンには戦慄しましたとも。
主役のシュウとその他のキャラクターが背負っているものの重みが違いすぎて、シュウの言葉がまったく響かないってのはねらいなんすかねやっぱ。
00/01/12
『THE ビッグオー』#12「Enemy as Another Big!」
えらいさんが接近してきたり、偽ビッグが出てきたり、謎の女が謎の行動をはじめたり、ちょっとはラス前っぽい話になってきたけど、まとまりそうにはないなあ。今回はまあ、「第一部」程度だという話ではあるけど。
00/01/10
『フルメタル・ジャケット』, 1987, 監督:スタンリー・キューブリック
感傷を挟む余地を与えない徹底して情感を殺ぎ落とした脚本・編集は凄まじい緊張感を与える。この辺やっぱスピルバーグとはぜんぜん違うところだなあ。
大体知ってはいたけど、最初の訓練シーン(の歌)はそれにしてもあちこちにやたら影響与えているな。
『シャイニング』, 1980, 監督:スタンリー・キューブリック, 出演:ジャック・ニコルソン
前にも1回観ているはずだが10年は前だよなあ。すっかり忘れちゃった。まあ、双子とか、血の海とか、「お客様だよ」とか印象的なシーンはもちろん覚えているが。原作と映画とどっちを先に知ったんだったかなあ。
今度は『フルメタル・ジャケット』とは違って、音こそホラーだといわんばかりに「音」をよく使う。
ラストの写真が効いているよなあ。典型的な「怪談」の終わり方だけど。
『シャイニング』, 1997, 製作総指揮,脚本:スティーブン・キング
キングの意趣返し版『シャイニング』。キング自身が、脚本・製作を務めるTVドラマ。とにかく長い。4時間30分もある。それなりにだれずに観れるんだけど、そこはやっぱテレビドラマか、引きがくどい。
見てて思うのはやっぱキングは文章の人だよなということ。ちょっと映像表現での見せ方ってのはいまいちわかってない気がする。その辺はキューブリック版のほうがやっぱり面白い。必要最小限に絞り込んだ表現で見せていると思える。こっちは長い分冗長だよね。あと、ホテル自体が引き起こす怪異ってのは「怪談話」としては必要かもしれないけど、映像としてはどうだろう。もちろんなにを見せたいかによるんだけど、基本はジャックらの心理にあると思うから、それからするとほとんどが不要なんだと思うんだよね。とくに時間が制限される映像ものでは。文章だとそれほどくどくは感じられないかもしれないし、特にキングの場合だといい効果が出るのかもしれないけど。
一番大きく違うのはラスト。キューブリック版ではジャックはホテルに取り込まれてしまったけど、TV 版は解放されて、ハイスクールの卒業で終りのハッピーエンド。原作はどうだったんだったかなあ。ただ、やっぱなんか映画とテレビドラマの違いってのも感じるなあ。
ところでTV 版で一番いやだったのがダニー役のガキ。口を開けっ放しのガキって嫌いなんだ。だらしなくって。吹き替えもなんか、ある意味マッチした、品のなさだったしなあ。
00/01/09
『マクロスプラス』#1, 1994, 監督:渡辺信一郎
製作当時は見ていなかったのだが(このころはほとんどアニメ見てなかったからなあ)、渡辺信一郎の前作?ということで期待して観ました。今月DVD で買うつもりだったんだけどちょうどTV でやってたので。いや、面白いっす。ある意味地味な話だと思うんだけど、やっぱ脚本・演出がしっかりしてるなあ。ちなみに脚本信本敬子、音楽菅野ようこはもちろん『ビバップ』のスタッフ。動きの良さはやっぱりマクロスだなあ、と思ったら、特技監督はやっぱり板野さんなのね。摩砂雪って、へえ、こんなキャラクターを描くのか。こういう感じのヒロインは結構好み。
00/01/05
『セブン・チャンス(キートンの栃面棒)』, 1925 アメリカ, 監督, 主演:バスター・キートン
コメディの基本はやっぱドタバタだね。ラスト十数分のとにかくスピード感あふれる疾走シーンは命かけてますね。
考えてみればキートンの作品を見るのは初めてだ。チャップリンはもちろん見てるから、後はマルクス兄弟か。
00/01/04
『夫婦善哉』, 1955 日本, 監督:豊田四郎, 出演:森繁久彌, 淡島千景
森繁の放蕩息子ぶりがなんともはまっている。結構いいとこのボンボンなのかしらん。それにしても、「家」の重さの今との違いがひしひしと感じられるなあ。特に最後のあたりなんか。
『酒とバラの日々』, 1962 アメリカ, 監督:ブレイク・エドワーズ, 出演:ジャック・レモン, リー・レミック
とりあえずタイトルが有名だから録っといたんだよな、多分。出だしを見て苦手なラブコメかと思ったら、禁酒の映画だったのね。ぜんぜん知りませんでした。しかし、このころこういう人多かったんだろうなあ、特に最後のちょっとハッピーじゃない終わり方は、そういう終わり方を許してもらえなかったんだろう。
でも、まあ、変なもんにはまるくらいだったら、アル中な方がまだましな気もするけど、いまどき。
00/01/03
『京極夏彦 怪 七人みさき』
仕事人? いや、ほめてるんだけどね。きちっとTV ドラマとして脚本をあげてるなと思って。この辺の望まれているものを作り上げるうまさってのが、京極の一番の特徴のような気がする。
00/01/02
『影なき狙撃者』, 1962 アメリカ, 監督:ジョン・フランケンハイマー, 出演:フランク・シナトラ他
ということで、今年の一本目。1年以上前に録画してまだ見てなかったやつ。もっとも、3年以上前に録画してまだ見てないのもごろごろしているが。
やっぱ、反共映画ってことになるのかしらん。洗脳されて催眠術で暗殺者と化した兵の悲劇ということで、冷戦バリバリだなあ。しかし、部隊全員洗脳されて勢ぞろいのシーンはなかなか気が違っててよかった。