PSY・S Profile


松浦雅也

Compose & Arrange
生年月日:1961年6月16日
出身地:大阪府枚方市
血液型:AB型

CHAKA(安則まみ)

Vocal & Words & Emotion
生年月日:1960年7月16日
出身地:大阪府大阪市
血液型:O型

WHAT'S PSY・S ?

PSYとは、PSYCHOLOGY(心理学)、PSYCHIC(精神の)、PSYCHEDELIC(超心理的)、PSYCHO-TIC (精神的な)等の接頭語で、一言でいえば"心"宇宙に満ちている"気"の意味で、物質文明 (技術)と精神文化(感性)の融合を目指すこのunitを象徴するネイミングです。(Panoramagic Tour パンフレットより)

SY・S 終焉 1996年8月1日

実は長年親しんでいただきましたサイズなんですが、残念ながら正式に解散することにあいなりました。 えっ?、やっぱり、等色々ご意見はあると思いますが、約10年間の活動を見守ってくださった皆さんに 心から感謝します、ありがとう。
で、こういう場合、理由を述べなければならないわけですが、そうですね…一言でいうと「直感的解散」かな。 それ以上説明できそうなことはありません。とにかくもう終わらせなければならないと、とにかく思ってしまったわけです。 この決心はもう数年前に遡ります。しかし、諸事情からなかなかすぐには実行には移せませんでした。 まして、「直感的解散」願望なので、それだけの説明じゃ周囲の理解が得られないのも当然で、 今から思うと正直、気持的にはスッキリしない日々でした。ちょっと悲観的になったり、ちょっと活動との距離を 置きたくなったりもしました。
でも、悪いことばかりではなくて。例えば、そんな中でも「Emotional Engine」というアルバムを作れたこと。 音楽にのぞむとき気持的にちょっとネガティブな部分があっても、そんな気持ちで作った音楽に結構リアルタイムで 励まされたりすることがあるんだ、ってわかったから。そういう意味でもこのアルバムは本当に僕の中でのサイズ音楽 の完成形に限りなく近いもので、明確な音楽的区切りになってくれたと思います。
とにかく、これからもそれぞれによろしくお願いします。(松浦雅也/「PC music」1996年6月号初出)

解散イコール「終り」「別れ」という風に受ける人が多いみたいだけれど、私の心にはそういう言葉が持つ寂しさはない。 全く違う環境の下、別々に育った2人が、何かの縁で出逢い、13年同じ道を歩いてきた。そしてY字路に差しかかり、 彼は一方、私はもう一方の道を選んだ。
「じゃあ又ね」「元気で」。
だけど、人が生きていく道は複雑に入りくんでいるので、またいつ、どこで、ばったりでくわしてしばらく歩みを共に することがあるかもしれないし、ないかもしれない。ただ1つ、生意気だけどPSY・Sの様なグループは他にないし、 きっとこれからも現れないと思う。そんな唯一のグループのフロントとして、たくさんの人の人生にかかわることが出来て、 素直に嬉しい。これから私は1人で、だけど色んな人に支えられて、いつもの様に歌っていく。これまで応援してくれた みんなをがっかりさせない歌を歌っていくから、また応援してね。みんなホントにどうもありがとう。
じゃあ又!(CHAKA/PSY・S HISTORY BOOK)

今月1日に発売したベストアルバム「TWO BRIDGES」をもって、ポップユニット「PSY・S(サイズ)」を解散しました。
松浦雅也君と結成してから13年、デビューしてからは11年。私たちの音楽は「打ち込み」という方法が注目されてきましたが、 たとえギター1本で演奏しても同じだけの感動を与えられなければ意味がない、という意気込みで続けてきました。
松浦君は基本的に「つくる」ことに重きを置く人だし、私には例えば彼以外の人がつくった曲を歌いたいというような 気持ちがある。2年ほど前からそれぞれ違う方向を見始めていて、今回潔く決断しました。
私は9月にミニアルバムを、来年春にはフルアルバムを出します。マルチメディアに取り組んでる松浦君は、 秋にゲームソフトを出す予定。11月にはソロシングルも出ます。
ファンの人には「応援ありがとう」と言いたい。「ショック」と言われるのはつらいのですが、何かを始めるために終わる のですから。(CHAKA/朝日新聞1996年8月24日)

<PSY・S HISTORY BOOK より>

僕がPSY・Sに託せた詞はすべて、二人に出逢わなかったら、言葉としてこの世には生まれてこなかったものばかりです。
まるで実験室の研究員になったかの様なレコーディングの日々を、僕は忘れることができません。
感謝の気持ちと淋しさで胸はいっぱいです。お疲れさま、そして本当にありがとう。
(森雪之丞)

"ありがとうサイズ"
サイズというユニット。僕は生涯忘れないであろう。
友人という言葉よりも兄弟という方が近いかもしれない。どんな時代であれ、生きるTempoが同じ気がする。
サイズが解散という事を聞いた時、不思議と悲しくはなかった。
だってまた松浦くんとチャカには、ステキな道が出来たのだから。
サイズという伝説をかかえながら新しい道を進めるなんて"カッコイイなぁ"と思っています。
僕も松浦くんもチャカもあまり過去をふりかえるのは得意な方じゃないから。
想い出はクソじじィになってからで今は、今を大切に生きてゆこう。
永遠の現在を信んじて本当にいろいろありがとう、心から。
楽しかった、そして、これからも。
サイズかぁ。こんなユニットちょっとない。あっいけない、ちょっとキュンとしてしまった。
松浦くん、そしてチャカの未来に心からすばらしい道が、そして音楽が輝きますように。
ありがとう、サイズ。またね。
(楠瀬誠志郎)

PSY・Sへのメッセージ
あれから11年もたつんだね。
チャカが全曲英語で唄っていたデモテープを耳にしてから。
フェアライトをオモチャにしてるかと思えば、ファーストライブではヴィンテージもののキーボードを ずらーっと並べて全ロック史を追体験しようとしたり、とことんニュータイプな松浦クン、いざ唄入れ となると、さっきまでの話のオモロイ大阪女(ナニワムスメ)はどこへやらディーバぶりをいかんなく 発揮したチャカさん、デビューから3rdアルバム(レモンの勇気)までプロデューサーとして関われた ことを誇りに思うよ。
また、いつかPicnicに行こう。
(岡田 徹)

思いおこせば1988年夏、大阪御堂会館でのOBCラジオのイベントコンサートのステージで 共演したイーグルスのナンバーに於けるチャカの凄まじい歌唱力に安藤秀樹、金山一彦らと 感服したのが出会いでした。
その後、私の楽曲「プロポーズ」をチャカが「実験室」で歌ってくれたとの話をきいた時は、 とても感激したのもよく覚えています。
また、私は松浦さんの繊細かつ精密なアレンジメント、特にストリングスのラインなどにも こっそり影響を受けたものです。
突然の解散報告、とても残念に思いますが、これからも優秀な音楽家として、ジャパニーズミュージックシーン の発展に貢献し、また共に刺激しあって活動していくことを希望します。
(KAN)

特にチャカさんには私のデビュー当時から何かとお世話になっておりました。
ありがとうございます。
これからもよろしく。
あと50kgくらい太っていただいて、日本屈指のパワフルシンガーになってください。
またね。
(奥田民生)

すべてが斬新だった。
ポップであり、破壊的であり試験的であり、リリカルである。
構築されたサウンドプロデュースの頂で、朗々と歌いあげるDIVA。
音楽の送り手達の盲点を次から次へと発掘しては涼しい顔をしていた、
そんな小気味よさを音と同時に体感することができた。
80年代に私たちが出逢った嬉しい突然変異の「PSY・S」。
これから何かにつけ、思い出すにちがいない。
(かの香織)

僕にとって、PSY・Sは、自分のパール兄弟というバンドと表裏一体をなす存在です。
パールが男なら、サイズは女、兄弟というか雌雄一体、両性具有をなしていたようなものです。
(かしら文字がお互い「P」だしね!)
僕の中にはチャカがいて、チャカの中には僕がいる。
松浦くんは、その骨格を司る神様。ちょっと理屈っぽい神様だけど。
PSY・Sは、全く新しい事をやっていた。
松浦くんのサウンドとチャカの歌の創る世界は、だれも見たことのない、しかし僕たちの生活の隣りをつないでいたのだ。
それは唯一無比、どこに出しても負けないオリジナリティを保っている。
年齢なんか次元ないし、世界の果てまで拡がっていた。
僕の役割といえば、それを言葉で通訳していくことだった。その役割が最も発揮をとれたのは2枚目の「ピクニック」の 「Another Diary」、3枚目の「Lemonの勇気」あたりだろうと思う。
PSY・Sの「新世界」は「血の通ったイマジネーション」なので、いわゆる「冷たいSF」じゃないのだ。
そこがスゴイところだ。
エピソードで忘れられないのは「Woman・S」で窪田晴男(パール兄弟)が、彼のデータソロ史上もっともかっこいいソロをひいたこと。
そのころ松浦君に「Tron岬」という曲に参加してもらったこと。…その他数えきれない。
PSY・Sがとりあえず役割を終えるのはメチャクチャさみしい。苦しいほどに。
しかし、ヴィジョンは残る。オリジナリティというものは、実は不滅なのだ。
みなさんがあっと驚くタイミングで、そのヴィジョンが目の前に復活する瞬間が起こるのだと信じている。
じゃ、またな!
(サエキけんぞう)

PSY・S解散に寄せて
一緒に仕事が出来たことを光栄に思っています。すばらしい歌声、すばらしい音楽。真にクリエイティブな音楽ユニットが ひとつ無くなるという感覚よりも、今は確実にふたつに増えるということに大きな期待をしています。
(ミック板谷)


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