「サウンドストリート」 NHK-FM 1987年3月17日



♪〜「Wake Up」 PSY・S

 皆さんこんばんは、サウンドストリート今日が42回目の放送。えー、ちゃんと知ってる人は知ってるんですけど、知らない人もいたりするという恐ろしいやっぱりラジオだなと思うんですけど、今日がなんと最終回ということで、42回目の最終回。13日の金曜日と同じくらい不吉なものがありますが、えー、そういえばこの間13日の金曜日ありましたけどね。その日、友達が誕生日で、悲惨な奴だとみんなでコケにしましたが。

 えー、神戸市垂水区のノミヤマヒロコさんはですね、「先週の火曜日は楽しかった。楽しげに雑談しているのがうらやましい。輪になっているのかなっていう感じで想像してしまいました。10年後という話が先週ありましたけど、どうなっているのかなあ。PSY・Sはメジャーになっているのかしら。でも10年やって一仕事ですよね。私も今の仕事10年は続けたくなりました。好きで選んだ仕事だし、今やっと4年目。5年目に突入していきます。頑張るぞー。」というノミヤマヒロコさんですが、そうですよ、1年や2年位でそんな簡単に挫けてたまりますか。

 ということで、えー今日はですね1曲目に定着、遂にしなかったチャカのテーマのですね、元のイメージだったというMETERSの「CISSY STRUT」という曲を聴いて下さい。

♪〜「CISSY STRUT」 THE METERS

 えー、「CISSY STRUT」THE METERS聴いてもらいましたが、CISSY STRUTというのはですね、女々しい気取り歩きという意味だそうですが、矛盾したものをくっつけるのが最近はやってますね。最近というか、格好良いものはなんて格好悪いんだろうという例の話以来ですが。

 えーっとですね、んーっと。番組が終わるということを先週言いましたらですね、いろんな反応がたくさん来たんですけども、えーっと、こういうのはですね、非常に軽く捉えてもらえるのが、一番僕は嬉しいんですけども。

 「サンストが来週で終わると聞いてガーンと来ましたが、コンサートに行ったりできるわけだし、こういうこともあるものだという気もしています。」という、まあそういう風に軽くとってもらえる、この人、名前がないですね、神田の人ですけど。

 えーそういうのとかですね、えー、サカイモトジュンコさんはですね、「1年間どうもご苦労様でした。別にPSY・Sが解散するわけでもないし、勿論これからもPSY・Sのことをズイズイ応援していくことには変わりはない。」ズイズイ応援するという...、ズッコロバシですね。えーもう1枚ありますが、同じサカイモトさんですが、「最近何かと松浦さんの言葉に考えさせられている私。特に、格好良いことはなんて格好悪いんだろうという言葉。最近少しずつだけど分かりかけてきたところです。どういう風に分かったのか文字で表せと言われると困るけど、でもこの言葉が何かと私につきまとう今日この頃です。」ということですが。んーっと、まあそうですね。えー、さっきのMETERSの曲も格好良いのか格好悪いのかよく分かりませんが、まあ、ねえ、どうなんでしょう。時代が変わって格好良く聞こえるということもあるのかも知れないし、まあ、これは勿論昔のレコードですから、そのまま全然音楽は中身変わらないわけですから、聴く方がどんどんどんどん勝手にいろんな解釈をしていくと言うことなんですけども。時代に合わせてどんどんどんどん新しく自分も変化していくという形も当然あるわけで、そういう風にして最近突然火がついてしまうという人も時々いらっしゃいますが。

 そういえばですね、この番組で一番最初の日にかけたのがピ−ター・ガブリエルだったんですね。で、そのピーター・ガブリエルをかけていましたねというハガキもあったんですけども、それは松浦さんが先見の明があったからではないか、という風に言ってくれる人もあるんですけど、実は僕は大昔から彼が好きだったというただそれだけのことで、そんなものは何もないんですが。それと同じように昔から好きだったという人がもう一人いますが、最近ですね、なんとグラミー賞で最優秀ボーカリスト賞を取ってしまったという凄い人ですけども、STEVE WINWOODで「BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN」を聴いて下さい。

 ♪〜「BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN」 STEVE WINWOOD

 えー、STEVE WINWOODで「BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN」。歌詞の中身は何とですね、一時泣かず飛ばずの時代があったそうですけども、もう一回みんな集まってパッとやろうじゃないのみたいな内容なんだそうですが。ベストボーカリスト賞というよりもあれですね、僕はもう一つベストミックス賞という賞をあげたいという気がしますね。もう完璧なトラックダウンだと思いますね。まあ甲斐さんがニューヨークに行くというのもよく分かるわけだ、と。STEVE WINWOODみたいな明るい曲を聴くとですね、なんか余計にこう、寂しくなってしまうという。Cueシートにはですね、「42回、最終回です、湿っぽく行きましょう」という風に、ちゃんとディレクションされているというね...。そんな簡単に湿っぽくしてたまるかよ、という気もしていますが。

 えー、私は次にかける曲とその次にかける曲のことを考えるとですね、どうしてもこう何か頭の奥底に暗いものがうずうずと出てきてしまうんですが。とにかくですね、5月のマンスリーをかけてくれとかですね、色々あれをかけてくれ、これをかけてくれというのがあったんですけども。それを選んでるうちにですね、集計取ってみたりとかですね、あれがいいこれがいいとか言ってる間に、どれをかけたらいいか分からなくなってしまったんですけど、やっぱりこれはかけなきゃいけないだろうなという気がして。どうしてもねぇこれ、SIONに呪われそうなのでかけようという気になりましたが。えーこれは12月のマンスリーだった曲ですけども、PSY・SとSIONで「冬の街は」を聴いて下さい。

 ♪〜「冬の街は」 PSY・S+SION

 えーPSY・SとSIONで「冬の街は」を聴いてもらいましたが、STEVE WINWOODもいいけどPSY・SとSIONもいいでしょ、なかなか、ね。遂に来てしまいましたが。SION元気にしてるのかなぁ。本当に何か心配してしまうんですが...。あいつ身体に傷あるからね、何か胸とか切り刻んだ傷とかありますからねぇ、心配になってしまいますが。「冬の街は」、懐かしい曲ですね。残念ながら『Collection』の中には入れられませんでしたが、まあそのこと自体が残念だというよりはですね、これを機にですね、いろんなレコード会社で『Collection』みたいなものが出てきてもいいんじゃないかという気がしますから、そういうことに繋がってくれればいいんじゃないかっていう気がしますけども。...はぁっ(ため息)。

 えー、栃木県のですねテヅカマサアキ君かな、うん。「めでたい!合格しました。県立宇都宮東高校に合格したので報告します。合格プレゼントに是非キーホルダーが欲しいです。」ということですが、キーホルダーも、もうあげられないということになってしまうのかなぁ。

 えーっということですが、もう一人。「私はお父さん気色悪い発言をしたタナカヒロミでございます。毎週欠かさずサウンドストリートを聴きながら大学に合格出来まして、晴れて4月からは女子大生です」めでたい!えー、「第一志望には入れなかったけど、良い友達が出来て、自分の将来の夢を叶えられれば良いのではないかと負け惜しみみたいな納得の仕方をしてるわけです。」ということですが、第二志望でも入れりゃ十分じゃないかという気がしますけど。贅沢な人ですね。そういう人だからお父さんにも潔癖性を望んでしまうのかも知れないという感じですが。「さて、お葉書を読んでもらってからのお父さんに対する私の感覚ですが、やっぱり変わりません。」という(笑)。やっぱり相変わらず父は気持ち悪いということですが。ねぇ、うんまあ大学に入ったばっかりでしょまだ。ね、先は長い。

 というハガキがあるかと思いきやですね、青森県青森市の浪人一年生という、もうペンネームからして暗いペンネームですけどね。そのものズバリを書いてくるっていう所が何とも言えず悲しいわけですが。「こんばんは松浦さん、元気で何よりですね。私はめでたく浪人決定となり、世の中進学祝いだ何だと騒いでいる中、今までの反省をしているところです。ところで『Collection』良かったです。「ドリーム・スープ」が胸にしみ入るようで、非常に感慨深く思います。」という。Collectionなんか聴いてる場合じゃないんじゃないの?ホントに。「2年ぶりの東京は暖かかったけど、自分の番号がなかった。その瞬間、私は雪深い八甲田山の中にテレポーテーションしてしまいました。」まあ気持ちは分かるけどねぇ。「私頑張るわ」ということですが。

 えーっとですね、こっちはなんだ。福島県福島市のワタナベミカさん。「今まで私はほとんど日本の音楽を聴いたことがありませんでした。アメリカやイギリスの音楽ばかり聴いていた私にとって、火曜日にかかる音楽はほとんど戸惑いでした。随分欧米のものとは違うなあと嫌悪感すらありましたが、聴いているうちにこれが日本文化の生み出した音楽なのかと、また別の観点から日本の音楽が聴けるようになりました。アイドルのとかは別ですが、今では日本の音楽も好きになりました。」っていうね。こういう人が増えてくれると火曜日もやった甲斐があるなっていう感じがしますが。

 もっと甲斐があるなと思うのはですね、京都府福知山市のペンネーム・アカメインという人ですが、「私は3月6日、公立の高校の試験を受けてきました。試験場は3年生の教室らしかったけど、何と偶然にも私の座った机に緑のペンでPSY・Sと書いてあったのです。」っていうね。ね、PSY・Sもだんだんメジャーになっていくというわけですよ。これは明るい話題ですね。
 だから別にサウンドストリートが終わるからといってPSY・Sが解散するということではないということをですね、ちゃんと言っておかなければいけないんですが。

 そういえばですね、去年の年末にクリスマスがあって、当然ありますが、その時にいろんな人からクリスマスプレゼントをもらったんですけど、その中にですね「雪だるま」という絵本があったんですね。で、それはレイモンド・ブリッグスという人が書いた、あの「雪だるま」なんですけども。何とそれのビデオが出てるというのでですね、友達にこのビデオをプレゼントしようと思って買いに行ったんですが、どうしても見てみたくなってしまいましてですね、自分で家へ持って帰って見たらですね、これがもぉ何というかこう、もうとても口では言えない位、感動してしまいましてですね。えー今日はその『スノーマン』の中からですね、ほとんどずっとビデオの中ではいわゆる劇版という、ボーカルのない音楽がずっとバックで流れているんですけども、かといって台詞も出てこないというビデオなんですけど。その中に一ヶ所だけ挿入歌があるんですけど、それがまた凄く私は気に入ってしまったんで、今日はそれを聴いてみたいと思うんですが、さっき、ちょっと番組始まる前に聴いたらこれもまた強力に暗いというですね、私が危惧しているところがあるんですが、取り合えず聴いてみたいと思います。『スノーマン』より「WALKING IN THE AIR」。

 ♪〜「WALKING IN THE AIR」 VIDEO "スノーマン" 挿入歌

 えー、『スノーマン』より、「WALKING IN THE AIR」という曲を聴いてもらいましたが、いやーもう、とことん落とすところまで落としてしまったという感じもしないでもないんですけど。このビデオはレンタル屋さんで借りてでも見て欲しいなという気はしますね。どういうところに使われているかというと、雪だるまと少年がですね、少年の作った雪だるまと一緒にですね、空を飛び回るところのシーンに出て来るんですけども。えーまあ、空を飛んでみたいなという風なことって誰でも考えたことはあると思うんですけど、そういうのをヘリコプターからねカメラを回せば当然飛んだのと同じような環境を見ることが出来るんですけど、そういうのとは違って、なんかこう、やっぱり想像で飛んでるっていう部分をですね凄くかき立てられるという。これはあれですね、人間が月に立っても火星に住むようになっても、やっぱりウサギがいるんじゃないかと思いたいという例の感覚とですね似ているところがあると思うんですけども。そういう感覚は凄く大切にしたいなと思うんですが、なかなかですね、こういう、忙しいとかですね、仕事がどうのこうのとかですね、そういうことがあるとなかなかそういうことを思い起こす時間がなくなってたりするんですけども。まあ時間がないというか、気持ちの余裕がなくなっちゃうんですね。そういうのはすごく良くないことで、えー、こういう作品を見ることでですね、そういうことをふっと思い出したりすると、すごく新鮮な気持ちになったり出来るものなんですよ。

 ということで、えー、スノーマンの話でしたが。ハガキの続きをまだ行きます。茨城県のですねコダマユウコさん。「松浦さん、初めて書くハガキなのにこれが最後のハガキになるなんてとても寂しいです。」という人ですが。えー、どろどろどろとあって「松浦さんが仕事は大阪でやって、サウンドストリートのために上京していると知り、松浦さんという人物にとても好感が持てました。何でも東京でなければいけないということはないんですよね。」という人ですが、本当にその通りなんですよね。

 毎週、飛行機や新幹線に乗って東京に通ったりするのも最初は大変でしたけど、今はですね渋谷の街に降り立っても何となくこう、何ていうか、好きになったというかね、渋谷の街がね。うん。公園通りをぶらぶらしてても、何となく最初はなんかこう、やつしたお兄さんやお姉さんばっかりでイヤだなあと思ってたんだけど、でもなんかこう、それでも愛着を感じてしまうという、1年間も通ってしまうとそういう風になってしまうものなのかなぁと思ったりして。これもまた感慨深いんですけども。まあ東京にはですね、それでなくてもしょっちゅう来ることになるんですけども。別に、例えばですねぇ、音楽のメッカが例えば日本の中では東京だからと言ってですね、東京に出てこなきゃ音楽が出来ないと言うわけではないし、もっと例えば、自分はすごい人間なんだっていう自信があるんだったら、いきなりニューヨーク行っちゃってもいいわけだし、そういう風に考えて欲しいなと僕は思います。だから僕も東京に出てこないということなわけですし、とか言っててね、また10年位したら東京に住んでたりするかも知れないし。まあ、ハッキリしたことは言えないんですけど。なんかそういうことにこだわってはいけないという気もしますしね。うん。

 えーと面白いハガキがあるんですが、鹿児島県のオカムラミユキさんはですね、「さてさて、サンストが惜しまれつつさよならしますが、一つだけ言っておきたいことがあるの。唐突ですが春の選抜を見ましょう。去年の春、私は発見してしまったのでした。京都西...」というと京都西校のことですかね。「...のピッチャー佐々木君は松浦君に似ています。去年準々決勝で負けてしまったけど、今年も出てきてくれます。ま、去年私だけ一人喜びをしてしまっただけなんで、今年が顔が違っていたらどうしようかと思っているわけだけど、火曜日のリスナーの皆さんは、ライブの見れないところの人たちは、地元そっちのけで京都を応援しようね。」ということですが。えー、佐々木君というピッチャーが僕に似ているということで、佐々木君をみんなで見ましょうという。

 えー、もっと凄いのもありますが、岡山県ニシオトヨコさん、ですかね。「松浦君、チャカさんこんばんは。私は年齢50歳になるオバサンです。」凄いねぇ(笑)。「サウンドストリート一年間ご苦労様。この番組が終わってしまうのはとても残念です。」こっからが凄いですよ。「娘がPSY・Sのファンでよくかけています。買い物に行くときなど車の中でいつもPSY・Sがかかっています。これPSY・Sの新曲よ、といってよくかけてくれたものです。毎月のマンスリーソングはとても楽しみでした。松浦君はとてもきれいな曲が多いですね。仕事しながら「Woman・S」を口ずさんでしまうのです。今、凄くPSY・Sのライヴに行きたいんです、是非岡山にも来て下さい。」って、う〜ん、なかなか凄いものがありますが。でも別にこれ年齢制限があるわけじゃないので、娘さんとですね一緒にPSY・Sの音楽を楽しんで欲しいという気がしますが。えーくれぐれもですね、「これPSY・Sの新曲よ、といってよくかけてくれたものです」、ということですが、また新曲はちゃんと出来てきますから、これ以上新曲が出来ないということではないんで、それを何回も強調して言いたいという気持ちがしますが。

 えー、マツオカユズル。あのー、あれですね、宮原芽映さんのレコードを、美人だという理由で買ったというあの不届きモノですが。「なんにしても一年間ご苦労様でした。私も頑張ります。」うん、この人はそういうことを言ってもらわないと困る!

 青森県のコジマジュンさん。これはお叱りのハガキですが、「ところで松浦さん公開録音はどうなったんですか。たしかラジオでは、一回目は北海道、二回目は沖縄、その次は青森といって、遠いところからやりたいなんて言っておいて」という風に指摘されちゃいましたが。まあ、ね、色々と事情があって出来なくなったりすることもあるんですよ。僕はやりたいと思ってたんですけど、それはゴメンナサイと謝るしかないですね。

 あと8月のマンスリーなんかもですね、作る作ると言っておきながら宮田ゆき子ちゃんなんかにはもう作曲までしてもらっていながらですね、それを実現することが出来なかったという、後ろめたいこともあります。それから3月のマンスリーソングを作らないというこの怠慢もですね、別に、番組が終わると分かったからですね、急にやる気がなくなってやめてしまったというのではなくて、なんとなくこう勧善懲悪的に終わってしまうのが、なんかこう、ね、自分の趣味に合わなかったというか。あまりに完璧なことをやってしまったら、なんか、「あぁ、3月のマンスリーは、どわっと盛り上がって良かったなぁ」という風に、なんか完結しちゃうんじゃないかという気がして、あえてやめました。えー、何かこう拍子抜けしてるなぁという気持ちがあるんだったら、それを何らかの形で表してくれると嬉しいなと思うんですけども。えー、分かってもらえたでしょうか。

 さあ、番組も終わりに近づいてくるんですが、本当に何かけようかと、ホントみんなで悩んだんですけど、ホントに良い曲がこういう時になるとなかなかなくて。「さよなら」のつく曲はいっぱいあるんですけども、どうも何か肌に合わないなぁって言って色々話していたんですが、あった、これぞサウンドストリート火曜日にぴったりな、さよならの歌があるということに気がつきましたが。えー、今まで暗い曲ばっかりかけてきましたが今度は明るいですよ。これを聴いてどひゃっと元気になって、番組を終わりに導きたいなと思うんですけども。何がかかると思いますか?尾崎紀世彦さんで「また逢う日まで」。

 ♪〜「また逢う日まで」 尾崎紀世彦

 やっと明るくなりましたね。「また逢う日まで」尾崎紀世彦さんでしたが、小さいときに聴いたときの記憶ではですね、ものすごく油っぽい歌い方をしていたような気がしたんですけど、こうやって聴いてみると以外と淡泊だなあという感じもしますが、また逢う日までということで。えー、なおですね、4月からのこの時間はですね、新番組ミュージックシティーというのが始まるそうですからそちらの方も、えー、聴いてみて欲しいなという感じですが。

 えー、他にもですね、謝らなきゃいけないことが沢山あるんですけど。あの、谷啓さんのですね、あの、奇声を真似するという企画があって、カサハラミカさんなんかがですね、何回も、あの、トライしてくれたりとかいうのがあったりですね。なんと妹まで参加してくれているという。それも結局実現することが出来なかったり。えー、申し訳ないなと思いながら、えーいろんな質問も来てるんですけど、「松浦さんこんばんは。松浦さんって少しデリカシーがないんとちゃうけ?」という。「薄々知っていることで気になっていることを相手から言われるとき、遠回しで言われる方がハッキリ言われるよりずっと辛いと思います。」...その通りですねぇ。えー、コバヤシヨシエさんですね。

 えー、八王子市のペンネーム・サイレントガールという、ペンネームつけなくてもいいじゃないですか、ニシムラタエコさん。ねえ。えー、この人も質問が山ほどあるんですけども、「NHKの新番組の曲を録ったと松浦君は言いましたが、それはもしかしてサウンドストリートに変わる新番組のものですか」ということですが、そうではなくてですね、ここに書いてあるとおり、いとうせいこうさんの土曜倶楽部のテーマ曲のことです。えーと、いろんなことがあるんですけどね、他の人の質問もあるからこのくらいにしますが。

 えー次は京都市左京区のナカガワタカヒロくんかな。「ガラスの明日はサードアルバムに入るのですか?それとも他の番組でマンスリーを続けていってコレクション2となるのですか?」という質問がありますが、えー、これもですね、何ともいえないんですが「ガラスの明日」はたぶん僕のつもりとしてはサードアルバムに入れるつもりです。えー、で、コレクション2というのもですね、えー、みんながコレクションをですね色々聴いてくれたおかげでコレクション2を是非やろうじゃないかということに今、話が盛り上がっています。だからそれがどんな形で展開されるのか分からないけど、コレクション2というタイトルのレコードがいきなり出てくるという風なことではなくて、えー、リスナーとかですね、みんな音楽を支援してくれる人達と、何か場を作っていって、それの集大成という形でレコードにするという、ことにしたいなと僕は思っていますが。実現出来るという風に断言は出来ません(笑)。でもやるように頑張ろうとは思っています。

 えー、岐阜市のムラセユキエさんなんかにもですね、いろんなことを書いてもらっているんですが、それからサン火新聞のことなんですが、サン火新聞はこの番組が終わっても続けようじゃないかということになりました。で、どういう風にもらったらいいのかということに関しては今月号に出ていますから、取り敢えず今月号をもらって下さい。それから、その、コレクションのライブなんですけども、3月31日の火曜日、えー、NHK、同じFMで、ミッドナイトライヴスペシャルという形でですね、オンエアされることになりました。えー、非常に私は緊張しておりますが。24時から25時ということですから4月1日の早朝ということになりますからね、エイプリルフールにならないように気をつけたいと思います。

 えー、いよいよ最後の曲になってしまうんですけども、神戸市垂水区のノミヤマヒロコさん。最初に読んだハガキの人ですが、「松浦さんこんばんは。松浦さんは夜、星なんかじっと眺めたりしますか?今はオリオン座とかシリウスなんかが綺麗です。私はぼおっと星を見ながらChasing the Rainbowを歌うのが好きです。あんまり明るい曲じゃないけど、心の中が暖かくなる感じで、あとで楽しい気分になりますよ。」ということで。僕も星を見るのが本当に好きでね、えー最近、昔に、僕が子供の頃から比べると都会でも割と星が綺麗に見えるようになったんじゃないかという気がするんですけどね。どうでしょうか。えー、いつまでも夢を見ることを忘れないで頑張りたいという気がしますよね。えー、そういうことが伝わっていればいいなと思いますが、僕も頑張りたいと思います。えー、CHAKAもきっと頑張ってくれるだろうと思います。えー、まだまだPSY・Sはね、続きますから、いろんな形でまたコミュニケーションとりましょう。

 ということで一年間どうも番組聴いてありがとう。最後はですね「私は流行、あなたは世間」のコレクションに入っている方のバージョンを聴いて別れたいと思います。それじゃ、おやすみなさい。

 ♪〜「私は流行、あなたは世間」 溝口肇 with PSY・S

 ♪〜「星に願いを」 オルゴール by 松浦雅也