Tubular Bells (1973)
チューブラー・ベルズ
Part One
Part Two
オールドフィールドのソロデビュー作。
イントロ部分が映画「エクソシスト」のテーマ曲に採用されたことから
世界的ヒットとなった作品です。そのせいかおどろおどろしい印象を
抱く人もあると思いますが、実は全編トラッドフォークを基調とした世界です。
特に印象的なのはA面(Part One)のエンディングにあたる部分で
ピアノから始まり、様々な楽器が楽器名のアナウンスとともに重ねられながら
ひとつのフレーズを繰り返していき、最後にチューブラベルズが鳴り響く
クライマックスに至るプロセスはおそらく誰もが惹きつけられると思います。
B面(Part Two)はPart Oneと比較すると多少地味ですが、より広がりある世界と
なっています。後半部は8ビートのドラムスを交え、ややロックっぽい展開をみせたあと、
ギターとベースとオルガンによる静かなクライマックスを迎えます。そして一旦曲が途切れた後
トラッドフォークのダンスチューンのような短いフレーズが2分ほど演奏されます。
Sailor's Hornpipeと呼ばれるこの部分は、それまでのシリアスな印象を一気に打ち砕くような
オールドフィールドならではの一種の照れ、茶目っ気が窺える部分で、オールドフィールドのこんな部分が
好きなファンも多いんではないでしょうか。
ちなみに、アルバムジャケットの曲がった金属管、これを
チューブラベルというものだと思い込んでいた人、
実は私です(^^;。20才過ぎまでそう思ってました。
(おまけ)Part1エンディング部の楽器アナウンス
Grand Piano
Reed and Pipe Organ
Grockenspiel
Bass Guitar
Double Speed Guitar
Too Slightly Destorted Guitars
Mandolin
Spanish Guitar and Introducing Acoustic Guitar
plus .... Tubular Bells !!