AIMEE MANN


Lost In Space
(2002:CD)

Humpty Dumpty/High On Sunday 51/Lost In Space/This Is How It Goes/Guys Like Me
Pavlov's Bell/Real Bad News/Invisible Ink/Today's The Day/The Moth/It's Not


映画「マグノリア」のサウンドトラックで一躍注目を浴びることになったシンガーソングライター、エイミー・マンの新譜です。
ミディアムテンポが主体の曲が多いのですが、地味かというとそうでもありません。
しっとりしたメロディーと'70年代を彷彿とさせるサウンドがじわじわっと染み入ってくるようなアルバムです。
サウンドのキーとなるのはマイケル・ロックウッドのギターとヴィンテージ系のキーボード群でしょうか。
特に全編でチェンバリンがフィーチャーされているのが注目されます。
それと全編に微かに漂うビートルズの香り。
期待に違わぬ仕上がりに個人的には大満足です(^^)。


Bachelor No.2 or the last remains of the dodo
(1999:CD)


How Am I Different/Nothing Is Good Enough/Red Vines/The Fall Of The World's Own Optimist
Satellite/Deathly/Ghost World/Calling It Quits/Driving Sideways/Just Like Anyone
Susan/It Takes All Kinds/You Do


元ティル・チューズデイのヴォーカリスト、エイミー・マンの新作です。この作品、元はインターネット販売だけで
流通していたもののようですが、映画「マグノリア」で彼女の作品がとりあげられたことで、
評価が高まり一般発売になったといういきさつがあるようです。
(この映画見ようと思っていたけど見る機会を逃しました(^^;)
曲は共作も含めてすべてエイミーの作品で、シンプルな、時にはラフとも思える作りになっていますが、
これがなかなかいい味を出しています。もちろんエイミーが書く曲がいいこともありますが落ちついて聴ける
作品集です。雰囲気として'70年代のシンガーソングライターに通ずるところがあるよう。
隠し味で使われているチェンバリンに思わずニヤリとしてしまいました。(チェンバリンはメロトロンの姉妹機種)

ちなみにタイトルを日本語訳すると「独身者No.2、またはドードーの最後の生き残り」という意味です。
ドードーとはジャケットに描かれている奇妙な格好をした鳥で、乱獲により絶滅した種として知られています。


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