All About Eve


All About Eve
イヴの肖像
(1988)

Flowers In Our Hair/Gypsy Dance/In The Cloud/Martha's Harbour/Every Angel/Like Emily
Shelter From The Rain/She Moves Through The Fair/Wild Hearted Woman/Never Promise(Anyone Forever)
Apple Tree Man/What Kind Of Fool/In The Meadow/Lady Moonlight


オール・アバウト・イヴのデビュー作です。
このバンドは当時流行っていたネオ・ゴシック・ムーヴメント(MISSIONなど)の流れで紹介されていたのですが、
ここで聴ける音は、むしろ'70年代ブリティッシュ・フォークを下地にした叙情的なロックです。
サウンドを彩っているのはヴォーカルのジュリアンヌ・リーガンの可憐な声。
バンドはギター、ベース、ドラムスというシンプルなものですが、曲によってはキーボード、ストリングス、ヴァイオリンをとりいれ
ジュリアンヌのヴォーカルを惹き立てています。とくに多くの曲で聴かれるギターのティム・ブリケーノのアルペジオが印象的。
アルバムの冒頭4曲は特に良く、メロディーが耳について離れません(^^)。Martha's Harbourはルネッサンスを思わす
アコースティックな曲だったりします。Shelter From The Rainはドラマチックなアレンジの作品、
She Moves Through The Fairは有名なトラッド曲。Apple Tree Manもバックコーラスがトラッドフォークっぽいです。
最後の哀感溢れるLady Moonlightも個人的には好きな曲。(「月」の歌ということもありますが・・・(^^;)
イントロで聴かれる下降進行のメロはスーパートランプのDon't Leave Me Nowっぽいです。(これは余談)


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