ビーチェ


let love be your destiny
(2002:CD)

Talk Talk/The Girl In The Letters/Cloudy Sky/blossom diary/Linsey de Butterfly/Slow dive
Walking in the rain/ハムラビラブ/私とポールの事/悲しき鳥/包んであげる


あ、言っておきますがこれ、ジャケ買いじゃないです。イヤほんまに(^^;
ビーチェの新作は前作のように作りこんだ感じは少なめで結構ラフですが、それを旨く利用してリラックスした雰囲気を
出しています。ボッサなども取り入れたりしてバラエティーに富んだ感じです。
前作はブリティッシュ・フォーク、ソフトロック風であったのですが、それにヨーロッパ感覚を味付けしたみたいな。
今回も作詞・作曲・編曲・演奏のほとんどを彼女自身でこなすマルチぶり。それでウィスパーヴォイスなんだからスゴイ(^^)。
ちなみにCloudy Sky包んであげるは松本隆の作詞です。


Nectar
徳間ジャパンコミュニケーションズ TKCA-72164 (2001:CD)

K-garden/An apple a day/Young and so Innocent/コスモス/嵐が丘/とまどい
真夏の風はクルクル/Green Cherry/Deep/ツイオク/She/I Wanna Take You Home


ビーチェ待望のファーストアルバム。ビーチェはウィスパーヴォイスというスタイルから幾らかの先入観を持たれそうなのですが、
作詞、作曲に加え、編曲、ギター、キーボードの演奏もこなすというマルチな才能の持ち主なのです。
全体的には'70年代のソフトロックを思わせる雰囲気で、いくらかヨーロッパ的でもあります。
K-gardenはゆったりしたリズムの中アコースティック・ギターとピアノ主体のバックトラックにやわらかな英語の歌詞がのった曲。
途中で挿入される弦楽四重奏がとてもいい感じです。
コスモスは軽快なポップロック。共同編曲者としてニール&イライザの堀江博久がクレジットされています。
嵐が丘はなんと松本隆が作詞。'70年代後半のユーミンの雰囲気を持った曲です。
Deepは2分ほどの短い曲ですが、歌詞がなかなかインパクトあります(^^)。
ギターとピアノだけのバッキングによる落ち着いた曲Sheもいい感じ。休日の昼下がりに似合いそうな曲です。
シングルとしてリリースされたAn apple a dayツイオク真夏の風はクルクルも収録。
卓越したメロディーとアレンジメントといい完成度は申し分ありません。歌声が個性的なので好みは分かれると思いますが結構オススメ(^^)。

biceのHPへ(bice自身の曲解説もあります)


an apple a day
徳間ジャパン TKCA-72110 (2001:CD)

An apple a day/光の中へ/I Wanna Take You Home

ビーチェ久々のシングルです。
ブリティッシュ風ポップをウィスパーヴォイスで歌うというのが私のビーチェに対するイメージなんですが、
タイトル曲An apple a dayはまさしくその通りといった感じのカワイイ曲です。
ピアノ連打の伴奏や間奏でのギターなんてすごく懐かしい'70s感覚(^^)。
3曲目はこの曲のハウスミックスになっています。
光の中へはビーチェ自身のプログラミングによるエレポップシーケンスにのせた、
ちょっとヨーロピアンなメロディーをもつ曲です。
全曲ビーチェの作詞・作曲、キーボード、A.ギターも演奏しています。


covers
Under Flower Records UFPB-023 (2000:CD)

Cruel To Be Kind/How Deep Is Your Love/Bad To Me/Everybody's Got To Learn Sometime/One On One/Xanadu

下で紹介したメジャーでのシングルと同時にインディー盤で発売されたビーチェのカバーソング集。
タイトルを見てわかるヒトはわかると思いますがオリジナルを書き出すと・・・
 Cruel To Be Kind/ニック・ロウ
 How Deep Is Your Love/ビー・ジーズ
 Bad To Me/パイロット
 Everybody's Got To Learn Sometime/コーギス
 One On One/ホール&オーツ
 Xanadu/ELO
という'70年代後半〜'80年代前半の英米ポップスの名曲たちです。(一部マニアックだけど(^^;)
ワタシ的には選曲がおいしいところをついてきてますなー。
全編アコースティックなアレンジをバックに歌っているのですが、
フォーキーなHow Deep Is Your Love、ボサノヴァなOne On Oneが特にヨイです(^^)。


ツイオク
Outgroup Records OGCO-5005 (2000:CD)

ツイオク/真夏の風はクルクル/ナイトソング

シンガーソングライター、ビーチェのシングルです。
ビーチェってマーキーによく取上げられているので、クラブ系のサウンドなのかなと思っていましたが、
思いのほかフォークに近いものでして、考えを改めました(^^;。
歌はウイスパーヴォイスなのでどうしても勘違いしそうなのですが、ギター主体のバンドサウンドでなかなか良いです。
ギター、キーボードは彼女自身の演奏。小曲ナイトソングではローズピアノの弾き語りになっています。


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