THE CRANBERRIES


Everybody Else Is Doing It, So Why Can't We?
ドリームス
(1993)

I Still Do/Dreams/Sunday/Pretty/Waltzing Back/Not Sorry
Linger/Wanted/Still Can't.../I Will Always/How/Put Me Down


アイルランド出身のクランベリーズのデビュー作で、このアルバムで彼らは世界的にブレイクしました。
バンドのカラーを形作っているのはヴォーカルのドロレス・オライオダンの存在感です。
独特の節回し(コブシ)で歌う彼女のスタイルは唯一無二であり魅力的です。
ヒット曲であるDreamsLingerはそんな彼女のヴォーカルが美しいメロディーに乗った素敵な曲です。
特にDreamsは香港の歌手王菲に夢中人というタイトルでカバーされて、映画「恋する惑星」のテーマ曲となったり
しているのでこのヴァージョンでご存知の人も多いと思います。
アルバム全体のイメージはヴォーカルをメインに据えて、
バックの演奏が前出の2曲に近いギター主体のサウンドで寄り添っているという印象。
アコースティックな比較的静かなサウンドでとても気に入っています。
彼らは次作No Need To Argueでいきなりへヴィーなサウンドに移行してしまってかなり戸惑ったのですが、
これもヴォーカルのドロレスの変化(というか本作の大ヒットで彼女の周囲が大きく変わってしまったことによる影響)で
彼女の歌う世界がより激しいものになったことに起因しているんでしょう。


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