クレヨン社


いつも心に太陽を
NECアベニュー NACL-1008 (1990)

夕映えのグラウンド/いつも心に太陽を/夜想曲-ノクターン-/自鳴琴-オルゴオル-/悲しみを吹き飛ばして
ラムネの詩/子供が消える日/風の時代/東京夜景


柳沼由紀枝(作詞・作曲・ヴォーカル)、加藤秀樹(編曲・演奏)の2人ユニット、クレヨン社の2枚目のアルバムです。
このレビューを書くためにクレヨン社関係のHPを探してみたのですが、どうやら再活動スタートするようです。
クレヨン社の作品はあまりヒット曲には恵まれなかったのですが、いい曲が多いんですよね。
(という自分もアルバム1枚しか持ってないんですが・・・(^^;)
作風はというと赤い鳥をはじめとする'70年代のフォークに源流があるように感じます。
柳沼さんの声も独特の声質でフォークソングが似合いそうです。
編曲・演奏の加藤さんは打ちこみを基本としながらもピアノ、ヴァイオリンを取り入れてアコースティック感覚あふれる
サウンド作りをしています。童謡を思わせる3拍子の曲ラムネの詩では琴の音色なども使っています。
歌詞が耳に残るのもクレヨン社の特徴でしょう。タイトル曲いつも心に太陽をやモータウン調の悲しみを吹き飛ばして
そしてちょっとコワイ歌詞の子供が消える日などがそういった感じが強いのですが、
暖かく語りかけるようなコトバなので説教臭いことは全くナイです。


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