ダリエ


光冠(コロナ)
biosphere ZA-0020 (2000:CD)

光冠〜コロナ〜/うごく/天まで飛ばそ/あやめDANCE/月の丘/テツボー

ダリエさんの新作。Darieさんは本名の濱田理恵という名前で作・編曲活動をしています。
ザバダック関連でも時々名前を見かけますね。
彼女のソロアルバムとしては3枚目となるのですが、今回は歌詞がなんか変です。(^^)
元々ユニークな歌を歌っていたのですが、同じフレーズまたは韻を踏んだフレーズを繰り返すことで
歌詞が記号化しているというか、ミニマル化しています。
かといってまったく意味不明かというとそうではなかったりする微妙なバランス。
サウンドはほとんどが彼女の演奏またはプログラミングによるもので、おもちゃ箱をひっくり返したようなさまざまなSEがメロディーの一部だったり
リズムだったりするのがユニーク。一部旦那さんであるムーンライダーズの鈴木博文氏がサポートしています。
光冠〜コロナ〜は「せっせっせ・・」というフレーズが基本となった3拍子の歌。これが一番歌詞が分かる(^^;。
天まで飛ばそは4+4+5の日本的な節回しの、歌とはいえない言葉の羅列。
ふたたび3拍子のあやめDANCEはイミテーションのフランス語のような言葉の歌。
インストの月の丘はミニマルなピアノにSEが散りばめられた曲。中間部に挿入されるブルガリアンヴォイス風の分厚いコーラスが印象的。
3たび3拍子のテツボーは日本語の歌詞がフランス語に聞こえる不思議な歌です。


無造作に愛しなさい
メトロトロン Compactron-6 (1989)

ごっこ遊びをいたしましょ/二月生まれ/地上の恋人達/アーシャ/春の夜の夢
Bye Bye Black Bird/アネモネ/汚れた夏/無造作に愛しなさい/灰にもなれず 塵にもなれず/靴をぬいで

現在はDarieというアーティスト名で活動している濱田理恵さんのファーストアルバム。
一般には作編曲家という立場が多い彼女ですが、シンガーソングライターとしての作品はかなり独自の世界を築いています。
声は少し舌足らずの甘い声ですが、歌詞とサウンドはポップな中にも毒が感じられるもので、好みは分かれそう。
プロデュースはムーンライダーズの鈴木博文でベースプレーヤーとしても参加しています。
その他ゲストとしてカラクの保刈久明(G)、ザバダックの吉良知彦(マンドリン)が参加。


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