オーシャン・レイン
(1985)
Silver/Nocturnal Me/Crystal Days/The Yo Yo Man/Thorn Of Crown
The Killing Moon/Seven Seas/My Kingdom/Ocean Rain
'80年代初めのニューウエイヴシーンから現れたエコー＆ザ・バニーメンの4thアルバム。
元々ヴォーカルのイアン・マッカロクの個性が光るバンドだったのですが、
それまでの激しさに加えて深遠さも獲得したサウンドがすばらしいです。
1曲目Silverは前作でのThe Cutterに通じる疾走するビートにストリングスが印象的な曲。
Nocturnal Meはちょっとゴシックチックな味わいもあります。
Thorn Of Crownはエキゾチックなメロディーでエッジの効いたギターがかっこいいです。
さらに秀逸なのがThe Killing Moon。12インチシングルのジャケットも渋かったこの曲は、
このバンドのベストソングだと思います。表情豊かなマッカロクのヴォーカルに、弾きまくらないけどとても効果的な音で
リズム体に切り込んでくるウイル・サージャントのギターに酔いしれてしまいます(^^)。
続く2曲は彼らにしてはポップな曲。これもなかなかよろしいですわ。
最後のタイトル曲も静かですがストリングスを交えて滋味ある佳曲です。