藤本恭子


化粧箱
Ryun RYKF-0001 (2000)

横顔/待ちびと/切なる願い/Cappuccino/腕時計
かみのけ/雨・ド・ケ・イ/つかの間の・・・/真珠の子守唄

藤本恭子さんの新作、といっても完全自主製作ということで通販のみでの発売というのが残念なんですが
実に7年ぶりのアルバムはインスト2曲を含む全曲ピアノの弾き語りです。(ただし2曲にパーカッションが参加)
過去のアルバムもピアノ主体のアレンジだったので、ピアノ弾き語りといっても不足感全くなし。
恭子さんの美しい声とメロディーがより惹き立てられています。
収録曲は従来の恭子さんのイメージそのままの曲のほか、かみのけ雨・ド・ケ・イといった
ちょっとコワイ歌(^^)も含まれていますが、彼女の書く曲の様々な側面をみることができて興味深いです。
まあ、個人的には従来のイメージの横顔、3拍子の腕時計、壮大なつかの間の・・・なんかが気に入っています。
それと彼女のピアノ、とても上手いです。これも一つの聴きモノですね。


時の岸辺
FUN HOUSE FHCF-2112 (1993)

夢のほとりで/陽だまり/美しいものほど/まどろみ/時の岸辺
花束/気ままに歩けば/季節のゆくえ/星は告げる/きかせて


シンガーソングライター藤本恭子さんのセカンドアルバム(アルバムは2枚しか出していません)です。
私は彼女の名前をマーキーで知ったのですが、全然プログレなひとではありません。
素朴で純度の高いフォークソングを少しクラシカルでアコースティックなアレンジを施したヴォーカル集です。
彼女のヴォーカルもややクラシカル入っていて、音を伸ばす部分ではクレッシェンドするのが特徴的で
これが非常に美しいです。編曲には売れっ子の大島ミチルさんが4曲を担当しています。
曲ではまどろみ時の岸辺の流れが気に入っています。
特に時の岸辺は7分以上の長編で、なかなか盛り上がります。


しあわせの彩色
FUN HOUSE FHCF-2019 (1992)


ローズティーをもう一杯/冬の詩/うれしい時もかなしい時も/春/透明な夢
せせらぎ/フリュギアの丘/美術館行きバスに乗って/香る花/私の中の宇宙

マイ・フェバリットのコーナーで紹介したことがある藤本恭子さんのデビュー作です。
編曲を大島ミチル、吉川忠英、ショーロクラブが担当しており、純度の高いアコースティック・ポップに仕上がっています。
はっきりいって全編いいです(^^)。
もちろん「室内の音楽」なので、聴く場所、時間は限定されそうなのですが・・・


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