HOOTERS


Out Of Body
(1993)

Twenty-Five Hours A Day/Boys Will Be Boys/Shadows Of Jesus/Great Big American Car/Private Emotion
Driftin' Away/Dancing On The Edge/All Around The Place/One Too Many Nights/Nobody But You


フーターズはこのアルバムで活動停止状態になっているのですが、個人的にはとっても好きな作品です。
本作から女性ヴァイオリン奏者ミンディー・ジョスティンを新メンバーとして迎えてのメンフィスおよびナッシュビル録音となったこのアルバム、
よりカラフルに、よりカントリーライク(田舎っぽいという意味(^^))になっています。
ほぼ全曲好きなのですが、特筆するとすれば間奏部のトラッド風ダンスフレーズが楽しいTwenty-Five Hours A Day
特別ゲストとしてシンディー・ローパーがバックコーラスで参加したBoys Will Be Boys
(彼女のヒット曲「Time After Time」の作者がフーターズのソングライターコンビ、エリック・バジリアンとロブ・ハイマン)、
Voxオルガンの音色がこれまた楽しいノリノリのロックチューンにマンドリンがからむ(^^)これぞフーターズといった感じのGreat Big American Car
メンフィスホーンをフィーチャーしたカントリーロックAll Around The Place、ロブ・ハイマンらしい哀感あふれるメロディーにハモンドオルガンと
ヴァイオリンの音色がよくフィットしたOne Too Many Nights(この曲が一番好きかな)など聴きどころ盛り沢山(^^)。


One Way Home
ワン・ウエイ・ホーム
(1987)

Satellite/Karla With A K/Johny B/Graveyard Waltz
Fighting On The Same Side/One Way Home/Washington's Day/Hard Rockin Summer/Engine 999


Hooterとはピアニカ(ピアノの鍵盤が付いていてホースに息を吹き込むことで音を出す楽器)のことなんですが
そんな素朴な楽器やマンドリンとギターの中間のような楽器を使ったりするユニークなロックバンド、
フーターズの2ndアルバムです。
Rob Hyman(Keyboard)とEric Bazilian(Guitar)の2人のソングライターがこのバンドの曲を書いているのですが、
この2人、全米で大ヒットしたCyndi LauperのTime After Timeも書いています。
曲は基本的にはアメリカンロックなんですが、先に書いたような楽器やフォーク、トラッドといった要素を
採り入れてなかなか魅力的な音楽を聴かせてくれます。
私はアメリカンロックはあまり聴かないのですが、このフーターズはよく聴きました。
アルバム冒頭の3曲はシングルカットされヒットしましたが、なかでもKarla With A Kはトラッドの香りを持った
陽気なメロディーとアコーディオン、マンドリン(バンジョー?)といった楽器の素朴さがミックスされて好きです。
後半の曲はちょっと地味めですがいい曲が揃っています。
彼らはこのあと2枚アルバムを出していますが、それ以降の表立った音沙汰はありません。
個人的にはまた活動してもらいたいと思っているのですが。


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