It Bites


Once Around The World
(1988)

Midnight/Kiss Like Judas/Yellow Christian/Rose Marie/Black December
Ond Man And The Angel/Hunting The Whale/Plastic Dreamer/Once Around The World


イット・バイツは'80年代後半に登場したブリティッシュプログレッシヴ・ハードロックバンドで3枚のオリジナル作品を残していますが、
これはその2作目にあたるものです。
このバンドの特徴はイエス、ジェネシスの影響を受けた曲が多いことと、ギター兼ヴォーカル担当フランシス・ダナリーのピーター・ゲイブリエル似の
歌声じゃないかと思います。かといってクラシカルロック的な雰囲気ではなく、比較的ポップで軽快なロックなのが個性だと思います。
このアルバムには15分にわたる大作Once Around The Worldが収録されていますが、この曲よりもむしろ他のコンパクトにまとまった
曲に魅力を感じます。シングル曲となったポップなKiss Like Judas、疾走感満点のRose Marie、カワイイメロディーのPlastic Dreamerなどが
個人的には気に入ってます。Plastic Dreamer間奏部のトレヴァー・ラビン風のギターソロが結構好き(^^)。
その他にも過去のプログレのオイシイフレーズがところどころに散りばめられています。
あと、キーボード担当のジョン・ベックは当時裸足で演奏していたり結構美形だったりしてファンも多かったと思います。
最近はジョン・ウェットンの来日公演にメンバーとして同行しているようですね。


BACK