JULIA DOWNES


Let Sleeping Dogs Lie
夢のままに
(1983)

Recurring Dream/Freeway/Disappearing Act/Romantic/Let Sleeping Dogs Lie/Don't Talk To Strangers
Revenge/Downstream/Helicopters/Jennifer/Danger Level/Playing For Time


Julia Downes唯一のアルバム(と思います)。
日本盤での振れ込みは「シーナ・イーストンの『マシーナリー』の作者」といったものだったのですが、
このアルバムで聴かれる曲達はどちらかというとKate Bushなどの個性派ソングライターに近いものです。
Peter Hammillが2曲、CamelのAndy Latimerが1曲プロデューサーとして参加していたりと、
プログレ女性ヴォーカルの流れを汲んでいたりもします。
曲はDownes自身のキーボードを中心に構成されており、Let Sleeping Dogs Lieなどのような弾き語り風のバラードが
多いのですが、プログレ風な音作りはあちこちで感じられます。私が好きなのはAndy Latimerがギターを
弾いているDon't Talk To Strangersで、ミステリアスなヴォイスにLatimerのギターとパイプの音色が印象的です。
なお、この曲はWhoのヴォーカルであるRoger Daltryが彼のソロアルバムにもとりあげています。
ちなみにこのアルバムCD化はされておらず(多分本国でも)、LPでしか聴くことができません。
CDになればもっと多くの人に聴いてもらえるのですが....


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