村上ユカ


角砂糖
(2004:CD)


strawberry feel/おかえんなさい/さかさまスプーン/オリオン/yuki no hi/ゆうべのゆめ
風がついてきた話/エクリプス/わになっておどろ/小鳥(Version 2)/櫻/ホラルナ

村上ユカさんの3年ぶり(久し振り!)の新譜です。
本作の大きな特徴はアルバム中の半分の曲をホッピー神山氏によるバンドアレンジで収録していることでしょうか。
今まではほとんどの曲が村上ユカさん自身の打ち込みサウンドだったので一聴すると多少違和感があったりします。
(普通なら打ち込みサウンドのほうが違和感あるんでしょうが、彼女の作品は別…(^^;)
でも聴いていくと彼女のうたの本質は何も変わっていないことが分かります。
遊佐未森さん似のヴォイスとコーラスも健在(^^)。聴いていてほっこりする歌が多いのです。
メジャーでリリースしたシングル小鳥のリメイク版も収録しています。


アカリ
THINK SYNC RECORDS TSCA-011 (2001:CD)

紅茶/カレハコトバ/幸せのかたち/朝焼け夕焼け/ALICA/赫い鳥/夕陽トロピカル/exile/願い/雪かんむり/ACALI

村上ユカさんのオリジナルアルバムとしては3年ぶりの2ndアルバム。
打ちこみ主体のエレポップと遊佐未森風のヴォーカルスタイルはそのままですが、今回は「豪華アレンジャー陣」を迎えて
制作されているということで・・・(^^)。
特に元ザバダックの上野洋子(現在はマーシュマロウというユニットに参加)の編曲で、上野さんも演奏・コーラスで参加している赫い鳥
スクーデリア・エレクトロの吉澤瑛師が編曲した願いは他の収録曲とは際立って異彩を放っています。
赫い鳥はお祭りばやしにのせた和風なメロディーの曲で、全曲中で最もエレポップ色が低いです。途中に挿入される上野洋子さんの
コーラスもすごく存在感あります。願いこれはアルバム中で最もロック色強いですね。ちょっと雰囲気は違いますが「神秘の丘」あたりの
ケイト・ブッシュに雰囲気が似ていたりします。
もちろん他の曲も村上ユカさんならではのポップワールド。メロディーラインがワタシ好みです(^^)。
本作で彼女が書いている歌詞は意外とシリアスなものが多く、これにも注目。

村上ユカさんのHP


はなうたち。
THINK SYNC TSCA-0009
(1999)


待ちぼうけ/安里屋ユンタ/お嫁においで/砂山/小さな空/プリオシン海岸

村上ユカさんのミニアルバム。全曲彼女の選曲によるカバー集になっていますが、これがまたユニーク。
北原白秋作詞による童謡待ちぼうけ砂山、沖縄民謡安里屋ユンタ、現代音楽の武満徹作品小さな空
加山雄三のお嫁においで、細野晴臣のプリオシン海岸という彼女の音楽のルーツとなる歌たちだそうです。
また全曲彼女の打ちこみという超手作り作品(^^)になっています。
曲はチープなテクノポップ、歌は遊佐未森、矢野顕子の影響がありありなので、
まあ、好みは分かれるでしょうが個人的にはなかなか気に入っています。


散歩前
THINK SYNC TSCA-006
(1998)

ブランコ/moon light holograph/恋はルリ色/banana moon/野ばら
遠い瞳/散歩前/padoma/はちみつ/Spiral wind/morn tale

昨年メジャーデビューして数枚マキシシングルを出している村上ユカさんのインディーズ時代のアルバムです。
あんまり先入観なしに聴き出すと、なんと歌い方が初期の遊佐未森さんにすごおおく似ています。
声の裏返し方、コーラスの入れ方なんてそっくりです。サウンドはエレクトロポップ風ですが、ほのぼの度大ですね。
全曲彼女の作詞・作曲、これからが楽しみです。


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