小谷美紗子


Then
ユニバーサルミュージック UUCH-1049 (2002:CD)

街灯の下で/音/June/ハル/Nowadays/I learned
すべてを忘れて/空が藍色になるまでに/惜しみなく愛を/僕の絵/子供のような笑い声


聴かず嫌いでした。すんません(^^;
もっとエキセントリックな歌を歌っていると思っていましたが、オーソドックスな曲、それでいて貫くような歌詞がすごく印象的。
1曲目街灯の下でを聴くうちに、胸がしめつけられるような気持ちになったのは'70年代フォークロックの薫り高いサウンドだけでは
ないと思います。
このアルバムは様々なアレンジャー(小倉博和、イースタンユース、デヴィッド・キャンベルなど)が彼女の歌を色づけており、結構カラフルなイメージ。
でも芯にあるのは彼女の「歌」であって強力な存在感をもって自己主張しています。
1曲を除く全曲小谷さんの作詞・作曲、でその1曲というのが筒美京平(!)作曲のハル。この曲は見事な筒美メロディーですごく懐かしい印象。
全体的に歌詞の世界が「重い」のですが、それを補ってあまりある小谷さんのしなやかメロディーも特筆すべきところでしょう。
最近聴いた中では屈指のアルバムです。


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