奥井亜紀

cyclong
Infinity Records　MTCL-1005　(2004：CD)

スケアクロウソング/DENIMUM/ラヴレター/目黒川/cyclong/COCOROTO/レスキュー/desert/二人の林檎

奥井亜紀さんの昨年末に発表した新作です。一聴すると地味なのですがその分彼女の歌詞の世界が浮き彫りにされているように感じがします。
個人的にはかなり気に入っています(^^)。

COCOROTO
Infinity Records　MTCL-9002　(2003：CD)

Wind Climing 〜風にあそばれて〜/0.99/Iのこころ/幸せのつくりかた/風になりたい/大樹/銀のスプーンで
しあわせのいろ/魔法の呪文/泣くもんか/ゆきうさぎ/AKA/夢の帆船/Lost Melodies/You're the only melody

奥井亜紀さん自身のライナーノートから

・・・・
いいものと、売れるものは違うからというけれど、
私の作品はどちらにも入っていないんじゃないか？
世界中の困った人を救える呪文でも歌っているつもりなのか。
自分が大金持ちになるために、曲をつくっているのか。

・・・・（中略）・・・

だけど、私が歌っていたいと心底思っている限り、手を貸してくれる人がいる。
最高の時は今じゃない。過去にあったわけでもない。
これからあると信じている。一生無いままでもいいけど。
・・・・

亜紀さんの10周年記念のセルフカバーアルバム。
彼女の代表曲をアコースティックなアレンジで再録しています。
タイトルの「COCOROTO」は彼女のデビューアルバムLost Melodiesのタイトル曲、その歌詞の最後の言葉「心の音」からとられたんだと思います。
（明言はされていませんが・・・）
こうして聴くとシリアスな歌がおおいなあ。
でも、彼女が歌いたい歌を歌っていく限り、聴いていきたいと思います。

DENIMUM
Infinity Records　INSP-0005　(2003：CD)

アウトレット/春告鳥/AKA/冬灯花/SPARK/小春雨/ファンタジーワールド
キス、して。/明日は明日の風まかせ/好きだって今日は言ったっけ？/Under Current

奥井亜紀さん6年ぶりのアルバム！
シングル「大樹」からも2年たっていて、ホントにやっとアルバム発売にたどりついた、という印象です。
ある程度予想していましたが、かなり個人的なメッセージが強く込められた詞がめだちます。
曲は弾き語りを発展させたようなアレンジで詞を聴かせるアルバムになっているような感じ。
だから、派手さはないのですが、じっくり聴くと良さが分かってくるようなアルバムかなと思います。
亜紀さんの歌い方も地声を使ったり、しゃべり言葉風に崩したりと今までにないスタイルを聴くことができます。
最後の曲Under Currentは泣けます。

大樹
BUTTERFLY　BUCA-11112　(2001：CD)

大樹/CRAZY ABOUT YOU/Iのこころ

久々！奥井亜紀さん。
インディーズからのリリースですが、活動再開は喜ばしいです。
大樹はピアノとセロだけの伴奏によるバラード。メジャー時代には聴けないシンプルなサウンドですが
亜紀さんの芯の強いヴォーカルがよけいに引き立ちます。カップリングの2曲はちょっとジャズ風味を効かせた落ち着いた曲。
Iのこころの関西弁の歌詞も彼女らしい(^^)。全曲奥井亜紀さんの作詞・作曲です。

You're the only melody
(1996)

グーグー・ア・ガーガー/BOYS BE BRAVE〜少年よ勇気を持て〜/魔法の呪文/勝子の就職物語
しあわせのいろ/春水面/You're the only melody/Love & Love
Lonely Wolf "WORRY"〜ウォリーという名のオオカミ〜/風天

シンガーソングライター奥井亜紀さんの今のところ最新のアルバムです。
この人はFMラジオのDJもやっていた時期もあってそちらでも人気があったようです。
私自身はそういった予備知識もなしにこのアルバムを聴いたのですが、
第一印象として意志の強い（志の高い）歌だなあと思いました。
でも頭でっかちになることない明快なメロディーとノンビブラートでよく伸びる声がとても気に入りました。
とにかく歌詞がすごく聴きやすいです。
アボリジニーの言葉をタイトルにした躍動的なグーグー・ア・ガーガー、
どちらもちょっとくさいラブソングなんだけど不思議と説得力がある魔法の呪文、Love & Love、
フーテンの寅さんに捧げられたと思われる3拍子にのせたヴァイオリンがやさしい風天が特に好きな歌です。
作詞は共作も含めると全曲、作曲は1曲を除く全曲彼女の手によるものです。

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