坂本真綾
少年アリス
ビクターエンターテインメント VICL-61165 (2003:CD)
うちゅうひこうしのうた/ソラヲミロ/スクラップ〜別れの詩/まきばアリス!/真昼が雪/KINGFISHER
GIRL/ヒーロー
夜/CALL TO ME/光あれ/ちびっこフォーク/park amsterdam/03/おきてがみ
tune the rainbow
(2003:CD)
tune the rainbow/THE GARDEN OF EVERYTHING 〜電気ロケットに君をつれて〜/小さなヘミソフィア
gravity
ビクターエンターテインメント VICL-35459 (2003:CD)
gravity/シマシマ/パーク・アムステルダム
イージーリスニング
ビクターエンターテインメント VICL-60760 (2001:CD)
inori/blind summer fish/doreddo 39/afternoon
repose/bitter sweet/another grey day in the
big blue world/birds
前作LUCYから約半年でリリースされた坂本真綾さんのミニアルバムですが、この作品はこれまでとはちょっと趣向を変えています。
作曲は従来どおり菅野よう子さんなのですが、編曲はhogというクリエーター集団が担当しています。
そのせいか全体的に打ちこみ中心、アンビエント寄りの音像なのですが、これがまためっちゃ気持ちいい音です。
1曲めinoriがその最たるもので真綾さんのささやくようなヴォイスに水のような、空気のような音が絶妙の関係で交じりあう様子は見事。
doreddo 39のバックはドラムンベースですね。2曲ある英語詞のうちのひとつafternoon reposeはピアノとアコースティックギターに
アンビエントなSEをかぶせた静かなサウンドがヨーロピアン風。another grey day in the big blue worldはブリティッシュトラッド曲のような
雰囲気のメロディーがお気に入りです。イーリアンパイプ風のシンセに導かれる最後のbirdsもいい曲。ドラマチック。
コーラス部での音符の跳躍がとても印象的。歌詞もスゴイ(^^)。
坂本真綾さんのHP(ビクターエンターテインメント内)
Lucy
ビクターエンターテインメント VICL-60702 (2001:CD)
Lucy/マメシバ/ストロボの空/アルカロイド/紅茶/木登りと赤いスカート
Life is good/Honey bunny/Tシャツ/空気と星/Rule〜色褪せない日々/私は丘の上から花瓶を投げる
坂本真綾さんの新作。意外・・・と言うと失礼ですが、CDショップではかなりプッシュされているみたいですね。
彼女の作品は声優の副業といった感じは全然無く、このアルバムはシンガーソングライターの作品のような色合いを持っています。
それもそのはず、12曲中8曲が真綾さんの作詞。もちろん作編曲は菅野よう子さんという2人3脚体制(?)。
菅野さんが彼女に書き下ろす曲はどこかブリティッシュ色をもったポップなものが多く(ただし展開とかコード進行は結構複雑)、
そういったところが意外(また失礼)と多くの支持を受けている理由かもしれません。
先行シングルマメシバ(C/W 空気と星)を含むこのアルバムは前作DIVE同様東京とロンドンでレコーディングされています。
どの曲も粒揃いでいい曲が多いと思うのですが、特に好きなのはTシャツ以降の後半4曲。真綾さんの声はどちらかというと
線が細いのですが、芯が強いというか心地良い張感があるのがすごくいいと思います。
あと紅茶はCM曲で使われたもののカヴァーで、確かに聴いたことがあるのですがなんのCMだったか思い出せません・・・(^^;。
これもいい曲ですね。
マメシバ
ビクターエンターテインメント VIDL-30514 (2000:CD)
マメシバ/空気と星/マメシバ(without Maaya)
歌手、声優として活躍する坂本真綾さんのニューシングル。もちろん作編曲、プロデュースは菅野よう子で、
前アルバム「DIVE」同様ロンドン録音です。
タイトル曲マメシバは坂本真綾さんが作詞、で何の意味かはよく分かりません(^^;。
曲はいかにも菅野よう子といった感じの展開しまくりの構成です。でもネ、いいですよこれ。アルバムが楽しみ(^^)。
シングルコレクション+ ハチポチ
ビクターエンターテインメント VICL-60507
(1999)
約束はいらない/ともだち/ボクらの歴史/Gift/君に会いにいこう/光の中へ/Light
of love
奇跡の海/Active Heart/パイロット/プラチナ/24/恋人について/ポケットを空にして/CALL
YOUR NAME
声優、坂本真綾さんの過去発表したシングルを集めたアルバムです。
アニメ「天空のエスカフローネ」関係が4曲、といっても全く見たことはありませんが....(^^;
また、全曲菅野よう子の作曲なのでシングルコレクションといっても散漫な印象を受けません。
菅野よう子さんはクラシックや民族音楽を採り入れた幻想的でドラマチックなサウンドを作り出すことで
アニメ音楽界では絶大な支持を受けているようですが、この坂本真綾さんのシングルコレクションでも
Light of love、奇跡の海などでその片鱗を垣間見ることができます。
坂本真綾さんの歌は独特な個性があるわけではないのですがナチュラルな透明感があって、
菅野よう子さんの音楽をストレートに写し出すことが出来ていると思います。
DIVE
ビクターエンターテインメント VICL-60320
(1998)
I.D./走る/Baby Face/月曜の朝/パイロット/Heavenly
Blue
ピース/ユッカ/ねこといぬ/孤独/DIVE
坂本真綾さんの現在のところオリジナルアルバムとしては最新となるアルバムです。
作・編曲はもちろん菅野よう子さん。レコーディングは英国と日本で行われたようです。
特筆すべきは5曲の作詞を本人が担当していることでしょうか。菅野よう子プロデュースという枠の中から
彼女自身のアイデンティティー(=ID)をより前面に出していこうという意欲が窺えます。
サウンドは英国のセッションミュージシャンが参加しているせいかブリティッシュ色が強い印象を受けます。
もちろん菅野さんの魅力的なメロディー、アレンジは健在で、これが真綾さんの声には見事にフィットしています。
個人的にはビートルズっぽい印象もあるI.D.、不穏な雰囲気をもった月曜の朝からドリーミーなパイロットへの流れ、
力強いドラマチックなロックにストリングスが美しいユッカが気に入っています。