Sally Oldfield


Sally Oldfield/Flaming Star
(2001:CD)

Flaming Star/Invocation/Samurai Of The Sun/Bird Of Paradise/Shaman/Ascension/One To The Power Of One/Mirrors

マイク・オールドフィールドの姉、サリーの久々の(たぶん5年ぶり?)新作、といってもリリースは数ヶ月前らしいですけど・・・。
全曲サリーの作曲(Shamanのみ共作)で、サリー独特のメロディーと美声は健在です。
といってもどこかアディエマスっぽかったり、エニグマっぽかったりするのは時代の流れでしょうか(^^)。
逆にいうと、サリーの音楽は元からそういう要素があったのは間違いないことですし、自然の成り行きかもしれませんね。
本作はMirrorsのリミックス再録(これがまたいまいち面白くないのですが・・・)なども含む、サリーの音楽の集大成的な意味合いもあるような
気もします。8分以上にわたるFlaming Starはアフリカンドラムとアフリカンチャントを交えたなかなか魅力的な曲。
また、Bird Of Paradiseではデビュー作Waterbearerのフレーズが挿入されたりと楽しませてくれます。
それにしても写真の撮り方が上手いのかもしれませんが、裏ジャケのサリー姉さん、若い(!)。これじゃマイクのほうが老けて見えるなあ(^^;。


Strange Day In Berlin
(1983)

A Million Light Years Away From Home/Path With A Heart/Strange Day In Berlin
Meet Me In Verona/There's A Miracle Going On/She Talks Like A Lady/Never Knew Love Could Get So Strong


マイク・オールドフィールドの姉で、シンガーソングライターであるサリーの'83年発表のアルバムです。
サリー自身、'70年代後半からソロとして作品を発表してきているのですが、このアルバムはシンセサイザープレーヤーの
ハンス・ジマー(Hans Zimmer)との共同プロデュースで制作されており、かなりポップな仕上り(といっても地味ですが・・・(^^;)。
前半3曲はシンセオーケストレーションを駆使したドラマチックなアレンジの曲になっていますが、
いずれもとても美しいメロディーをもっていて個人的にはとても気に入っています。
心臓の鼓動のようなバスドラから始まるA Million Light Years Away From Home
Path With A Heartはアフリカンドラム風のシンセパーカッションが印象的なナンバー。タイトル曲Strange Day In Berlinはヨーロピアン的
哀愁を漂わせた7分に及ぶ長編の曲で、クラシカルな編曲も特徴です。
後半4曲はどちらかというと軽めの曲が並びます。Meet Me In Veronaはポップなメロディーとサリーの流れるようなヴォーカルがうまくマッチした曲。
Never Knew Love Could Get So Strongはシンセのハープサウンドにのせて歌うサリーの優しい歌唱がとてもいい感じの3拍子の歌です。
バックのミュージシャンは有名どころではメル・コリンズ、ピエール・モエルラン、アラン・マーフィーなどが参加しています。


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