さねよしいさ子

Gold
MIDI Creative　CXCA-1083　(2001：CD)

Gold/あの娘と別れて朝がきた/どこまでもさよなら/Dream of You/Gloria/こんにちは

さねよしいさ子さんの最新ミニアルバム。
前作「スプーン」はメジャーからのリリース（MIDI）だったのですが、本作はそのMIDI傘下のインディーズ部門からのリリースとなっています。
6曲中4曲は近藤研二のプロデュースとなっており、従来と比べると硬い感じのサウンドです。
歌詞も孤独感を歌ったような結構重い内容になっています。
タイトル曲Goldはミディアムテンポにローズとオルガンがどことなくプロコル・ハルムを思わせるような荘厳な雰囲気の歌。
4ビートでジャズ風のあの娘と別れて朝がきたではディジェリドゥーみたいな音が印象的。
ドラムンベースのリズムトラックに乗せて痛みのこもった歌詞が綴られるどこまでもさよならもかなりインパクト大です。
Gloriaは前作にも収録されていた曲（編曲：栗原正巳）ですが、ここでは近藤研二のアレンジで。
これは名曲ですね。歌詞も素敵。
最後のこんにちははなんと野外録音のアカペラ。さねよしさんの生の歌声でしめくくられます。
このアルバム結構気に入りました(^^)。

さねよしいさ子さんのHP

スタイルブック
FOR LIFE　FLCF-30231　(1994)

風や空のことばかり/夏の夕暮れ/ペクレナトルホポワ/イエナ/幸福のカノン
春の胸/手足/リデルの散歩/マルコじいさん/子供の十字軍

さねよしいさ子さんはフォーライフから風や空のことばかり、ペクレナトルホポワ、手足、うてなという4枚のアルバムを
発表していますが、これはそれらからピックアップした代表曲を収めたベスト盤です。
さねよしさんの特徴といえば独特のヴォーカルと声、少年少女の視点から書かれた歌詞と思いますが、
とても親しみやすいメロディーを書いているのも見逃せません。
さねよしBANDのメンバーでもあった、栗コーダーカルテットの栗原正巳の編曲もいいです。
SAXやクラリネットを効果的に使ったサウンドは曲によってはスーパートランプを思い出してしまうのは私だけ？（＜でしょう！（断言(^^;））
ここに収録されている曲は彼女の代表曲なので甲乙つけがたいのですが、歌詞が印象的な風や空のことばかり、
3拍子のリデルの散歩は特に好きな曲です。そうそう、マルコじいさんは当時ミスタードーナッツのCMで使われていましたね。
さねよしさんは最近もアルバム出していますし、子供向けの歌を歌ったりしているようです。

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