Sarah McLachlan


Fumbling Towards Ecstacy
(1993)

Possesion/Wait/Plenty/Good Enough/Mary/Elsewhere/Circle
Ice/Hold On/Ice Cream/Fear/Fumbling Towards Ecstacy


サラ・マクラクランはカナダ出身のシンガーソングライターですが、今では全米での女性アーティストだけによるイベント
「リリス・フェア」を主催するなど、ビッグネームになっています。
そしてこのアルバムは彼女を現在の位置に押し上げたヒットアルバムです。
彼女の音楽はケイト・ブッシュ、ジェーン・シベリー、トーリ・エイモスといった個性派シンガーに通じる部分がある、
幻想的なものと言ったらいいのでしょうか、でももっと柔らかで聴きやすい感じではあります。
結構セクシュアルな内容の曲も多いのですが、ライト感覚で仕上ったサウンドはテーマ特有の厭味を消していて
そういったところもヒットにつながったんじゃないでしょうか。(ただ内ジャケットのイラストにはちょっとドキっとしますね(^^))
サウンドはドラムループが多用され、音数は極力控えめ、サラのヴォーカルを引き立たせる役目に徹していて
そのためロック感覚はほとんどないです。個人的には夜中にヘッドフォンで聴くのが一番似合ってるような気がします。
1曲目PossesionからGood Enoughまでの流れるような展開は特に気に入っています。
ラストのFumbling Towards Ecstacyの終了後、しばらくしてリプライズされるピアノ弾き語りのPossesion、これもいい感じです。


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