SOLAS


Waiting For An Echo
(2005:CD)

The Hanover Reel-John James' Reel-The Copperplate/The Silver Dagger/Tom Sullivan's-Mick's Polka-The Newmarket Polka
On A Sea Of Fleur De Lis/The Night Visit/The Coconut Dog-Morning Dew/Doireann's Waltz/Lowground/The Ballerina Jig
Erin/The Ploughman/Steven Campbell's-The Roas To Ringussoon-The Bag Of Beer/Mi Pequena Estrella (Little Star)


Another Day
(2003:CD)

Bird In The Tree (medley of reels)/Scarecrow's Dream/I Wandered By A Brookside/It's Still Raining-Carlisle Street Reels
Just You/The Highlands Of Holland/Aii That You Ask Me/Maire Mhilis Bhrea/The Wiggly Jig/This Love Will Carry
Scoladh Na Gramhna/Another Day


The Edge Of Silence
(2002:CD)

Darkness, Darkness/Charmy Chaplin/Prelude#1-Black Annis/Who's In The What Now/Dignity
The Poisonjester's Mask/Maybe In A Prayer/Beck Street/Clothes Of Sand/Prelude#2-Geogia Lee


これはかなりお気に入りなんですよ。ソーラスの新譜。
前作はトラッドメインの選曲だったのに対して、今回は全曲トラッドはなし。オリジナルとカバー曲で構成されています。
またドラムループやプログラミング、Eギターなども取り入れていてかなりカラフル。これはプロデューサーに起用されたニール・ドーフスマンの
影響かもしれません。でも従来の彼らの持ち味であるアコースティックサウンドも失われていません。
カバー曲はDarkness, Darkness(ジェシ・コリン・ヤング)、Dignity(ボブ・ディラン)、Clothes Of Sand(ニック・ドレイク)といった3曲。
Charmy Chaplinの曲の出だしのカウントを「いち、にー、さん」って言ってるところも聞き逃せません(^^;?
今回はジグ、リールといったダンス曲は前面には出てきませんが、しなやかな演奏はとても魅力的です。


The Hour Before Dawn
(2000)

Bheadh Buachaillin Deas Ag Sile/Granny Quinn's-The Lilac Reel-Sporting Pat/Last Of The Great Whales
A Little Child/A Miner's Life/What's Up With Win-Sonny Brogan's-Cahal's Jig/When My Love And I Parted
Homeless/Boy-Girl Tune/Bruach Carraige Baine/Bonnie Mae
The New Custom House-The Flavor Of The Month-The Tinkers Daughter-Dogs Among The Bushes-inch Of Snuff
I Will Remember You

シーマス・イーガン率いるアメリカを代表するトラッドバンドとなったソーラスの最新作なんですが、
なんと前作までリードヴォーカルをとっていたカラン・ケイシーの名前がありません!
彼女の清涼感溢れるヴォーカルが好きだったファンも多かったと思いますので残念。
その彼女の代わりに加入したのはDeirdre Scanlan(ディアドレ・スカンランと発音するのかな??)というアイルランド出身の女性。
ですが彼女もカランに劣ることないすばらしいヴォーカルを聴かせてくれています。
いかにもトラッドヴォーカリストといった感じの声と歌い方ですがソーラスの音楽には過不足なしでしょう。
曲はトラッドを主体にオリジナルを数曲挿入しているというソーラスいつものスタイル。もちろんジグやリールといったアイリッシュダンスチューンも
演奏しています。全体にはかなり洗練されたサウンドですが、基本はしっかり押さえられていてとても聴きやすいです。
こういったところが彼らが広く支持される所以でしょう。
ライナーノーツには取上げたトラッド曲へのコメントが記されているのもうれしいところです。
なおこのCD、エンハンスドCD仕様となっており、I Will Remember Youのヴィデオクリップを見ることができます。
ちなみにこの曲、サラ・マクラクランとシーマス・イーガンの共作となっており、トラッドの香りを漂わせながらもコンテンポラリーなフォークソングに仕上がっています。


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