TORI AMOS


Strange Little Girl
(2001:CD)

New Age/'97 Bonnie & Clyde/Strange Little Girl/Enjoy The Silence/I'm Not In Love/Rattlesnake
Time/Heart Of Gold/I Don't Like Mondays/Happiness Is A Warm Gun/Raining Blood/Real Men


トーリ・エイモスの新作はなんと全曲カバーアルバム!
カバー元アーティストを曲順通りにあげてみますと・・・

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、エミネム、ストラングラーズ、デペッシュ・モード、10cc、ロイド・コール&ザ・コモーションズ
トム・ウエイツ、ニール・ヤング、ブームタウン・ラッツ、ビートルズ、スレイヤー、ジョー・ジャクソン

見てもらうと分かるのですが、全部男性ヴォーカルの曲!おまけにパンクやメタル系の曲が入っているという面白い選曲です。
おまけにアレンジが原形をとどめないほどアレンジされたものもあり、かなり異様。(Heart Of GoldHappiness Is A Warm Gunなど)
まあ彼女の音楽自体かなり個性的なので納得といえば納得なのですが。
個人的にはエレピの弾き語りで歌われるI Don't Like Mondaysがいいかな。
また本作ではギターにエイドリアン・ブリューが参加しており、相変わらず変な音出してます(^^)。


Little Earthquakes
(1991)

Crucify/Girl/Silent All These Years/Precious Things/Winter/Happy Phantom
China/Leather/Mother/Tear In Your Hand/Me And A Gun/Little Earthquakes


アメリカのシンガーソングライターのデビュー作で、その個性的かつショッキングな作風で注目を浴びました。
彼女の音楽の基本はピアノ弾き語りでセカンドアルバムではほとんどピアノ弾き語りだったと思います。
このアルバムではピアノメインですが控えめなバッキングを従えて歌っています。
初期の彼女はそのエキセントリックさと声質からケイト・ブッシュとよく比較されましたが、ケイトがアレンジも手がけて
トータルな幻想世界を築くのに対して、トーリは実体験にもとづく生々しい歌を弾き語るといったスタイルです。
確かにChinaではクリス・ヒューズ、デヴィッド・ロード、スチュワート・ゴードンといった英国勢の演奏もあいまって
ケイト・ブッシュを思わせるところはあるようです。女ピーター・ハミルともいえなくないかも・・・(^^;
いやシニード・オコナーに近いかも・・・うーん。
(注:ピーター・ハミルは英国のシンガーソングライター。元はヴァンダー・グラフ・ジェネレータというややこしい名前の
プログレッシヴロックバンドのリーダーでした)
かなりとっつきにくいですが、その壁をクリアできればはまってしまう可能性ありです(^^;。
Silent All These Yearsは王菲の'93年のアルバム十萬個為什麼でカバー(冷戦)されていました。
それ以外でも中華ポップスの女性アーティストに意外と人気があるようです。


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