TRANSATRANTIC


SMPT;E
(2000)


All Of The Above
Full Moon Rising-October Winds-Camouflaged in Blue-Half Alive-Undying Love-Full Moon Rising(Reprise)
We All Need Some Light/Mystery Train/My New World/In Held ('Twas) In I

元カイパ、現フラワーキングスのロイネ・ストルト(G)、マリリオンのピート・トレワヴァス(B)という欧州勢と
スポックス・ビアードのニール・モース(Vo.・Key)、ドリーム・シアターのマイク・ポートノイ(Dr)というアメリカ・カナダ勢が組んだ
プログレ的スーパーグループ、トランスアトランティック(和訳すると大西洋横断・・・)のアルバムです。
最初ドリーム・シアターのドラム参加ということでメタル色が強いのかと思っていましたが、意外とメタル色は薄く、
イエス、ジェネシスに通じるポップ感覚あふれる爽快なシンフォニックロックでした。
All Of The Aboveはなんと31分にもおよぶ大作!しかしながら聴き疲れすることなく一気に聴かせます。
イントロのSE〜複雑なインスト〜ポップな主題が現れる部分はまるでイエスの危機のようです。
いや多分本人達も意識してるんじゃないかな?そしてイエス、ジェネシスを聴いたことがある人なら
途中聴きながらニヤリとすること請け合い!おいしいイディオム満載です。
ハモンド、メロトロンも効果的に使用されていてなかなかセンスいいです。
最初の3曲はニール・モース、My New Worldはロイネ・ストルトの曲です。My New Worldも16分以上の大作。
ここではリズムチェンジを織り交ぜながらストルトのカラフルなギタープレイを聴くことができます。
In Held ('Twas) In Iはプロコル・ハルムの2ndアルバムShine On Brightlyの片面殆どを使った組曲のカバーです。
これも17分あります(^^;。この曲、原題はIn Held 'Twas In Iで()が無いのですが、これには理由が・・・・。
このタイトルは組曲の各パートの歌詞の頭の単語を並べたものなのですが、トランスアトランティックのカバーには
'Twas・・・で始まるパートが省略されているのです。('Twas Teatime At The Circus
それ以外は意外にオリジナルに近いアレンジで仕上げています。


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