徐若[王宣]


假扮的天使
(2000)

序曲〜失蹤的壁虎/假扮的天使/[女]也他/半調子/Walking in Turkey
老夫婦/快過期的草莓/人不為己天誅地滅/魔鬼愛奢侈的涙/I Love U


ビビアン・スーの新作。彼女の場合、日本での芸能活動(?)で得た経験から台湾の歌手としては独自のキャラクターを形成していると思います。
特に日本語を曲中に挟み込んだりせりふとして使ったり、彼女ならではの手法がこのアルバムでも使われています。
假扮的天使(いつわりの天使?)では携帯電話での日本語のしゃべり(これ、すごく低血圧なしゃべりでおもしろい)が印象的。
本作でも日本人スタッフが多く関係していますが、なかでもLUNA SEAのギタリストSUGIZOが3曲提供しているほかBICEが1曲提供しています。
本作ではギターの露出度が高いのも特徴です。ビビアン自身はアルバムでは演奏していませんが、
ジャケットやスナップでギターをさわっている写真が多くあり、SUGIZOの影響があるのかなと思ってしまいます。
作品としてはかなりアーティスティックな感触がありますが、ポップなナンバー、せつないバラードなども適度にちりばめてあり、意外と聴き応えあり。です(^^)。


不敗の恋人
(1999)

不敗の恋人/不愛了/希臘咒語/姐 女尓睡了口馬/蝋燭愛情
不需要理由/21世紀/貝殻/Rock & Roll Secret/Ars Amatoria


ビビアン・スーの新作です。
日本では天然なキャラクターを発揮してキュートなイメージの彼女ですが、このアルバムでは
落ちついたイメージをもつ歌が多いような気がします。
彼女ならではの國語・日本語・英語がごちゃ混ぜになった歌の世界はなかなか面白いものがありますね。
希臘咒語はちょっと前の吉岡忍とかに曲を提供していた成田忍の作品でイントロや間奏で聴ける笛の音色が
彼らしいセンスです。Ars Amatoriaはこの曲の日本語バージョン。
その他、モータウン風サウンドが楽しい蝋燭愛情、江健民のギターが渋いバラード不需要理由
などバラエティーに富んだアルバムだと思います。


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