四人囃子


NEO-N
PONY CANYON PCCA-01815 (2002/1979:CD)

NOCTO-VISION FOR YOU/NAMELESS/NERVOUS NARRATION/NOTION-NOISE/9th NIGHT
NEO POLIS/NILE GREEN/N・P・K/NATURAL/NEO NATURE ∴450

四人囃子が活動休止直前にリリースしたアルバムのリイシュー盤です。
初期はピンク・フロイド的サウンドだった彼らの音楽も、この頃になるとテクノポップの要素を取り入れたモダンなものに変わって
来ていました。今聴くとどこかバグルス〜9012イエスに近いものを感じます。ニューウェーヴっぽくもあるのですが
どこかシンフォニックで気品高いサウンドじゃないかなと思います。
個人的には結構お気に入りです。


ゴールデン・ピクニックス
(1976)

フライング/カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカに飛ぶ)/なすのちやわんやき/空と海の間
泳ぐなネッシー/レディー・ヴァイオレッタ


日本のプログレッシヴロックバンドの先駆けとして活躍した四人囃子のセカンドアルバムです。
デビュー作はピンク・フロイド的味わいが濃厚だったのですが、本作ではもっと幅広い音楽性を提示しています。
16分以上の大作泳ぐなネッシーはフロイド的なドリーミーなサウンドと中盤のフリーなインプロパートが対照的な曲。
まとまりとしてはどうかと思いますが、当時の彼らの勢いが表れた曲だと思います。
一方、なすのちやわんやきは複雑な構成のインストルメンタル。スリリングな展開です。
最後の曲レディー・ヴァイオレッタはギタリスト森園勝敏のプレイが満喫できるフュージョンっぽい曲。
このアルバムを最後に森園勝敏は脱退し(プリズムに参加)、佐久間正英のカラーが濃くなっていきます。


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