所有8年目のフルカスタム記 Part 2 組付け編


さてさて、パーツの準備の続きと組付け編です。



ポート研磨と燃焼室の鏡面加工をしたヘッドです。


エキゾーストポートはピカピカに!


燃焼室側にライトを当てるとこんな感じです。


インテーク側です。


インテーク側はガソリン気化を助けるために、鏡面にはしません。
ポート径は入り口からスムーズにつながるように段付き修正しています。


燃焼室はちょっと暗くて解りずらいですが、こんな感じです。
鏡面加工の目的は、混合気の流れをスムーズにするのとヒートスポットを
作らないためです。


シリンダーとヘッドのフィンは塗装がすぐに剥げるので、アクセントを兼ねて
アルミの地肌を研磨して出しちゃいました。
引き締まって見えるようになりました。


Y君も頑張ってヘッドを洗浄してくれています。
まだまだ半人前なので、少年Aと同様、目を隠させて貰います。


ここで驚愕の事実が!
エンジンのオイルラインから、こんなカスが大量に出て来ました!
このカス、一見 液体ガスケットのように見えますが、熱とシンナーに解けるんです。
液体ガスケットはシリコンなので、熱やシンナーに溶けません。
一体、この樹脂は何なんだ???
この樹脂が、オイルラインを詰まらせてメタルの焼付きに至ったものと思われます。
未だ、この正体は不明のまま。


さてさて、気を取り直してエンジンを組む前に、車体を組んでしまします。
オリジナルペイントで塗装されたフレームに、補強入りのメッキを掛けたスイングアーム
う〜ん!新車みたい♪


やっと組付けが始まって嬉しくなっちゃった某店長(^^;;)
どこからかハンドル持ってきてまたがっちゃいました(笑)
謎のマスクマンみたいで、怪し過ぎるよ〜!


フロント周りとリアタイヤがついて、思わずピース¥(^o^)
メット被っているのは、やっぱり照れ隠しですかね〜? 店長!


遊んでないで、どんどん仕上げちゃいましょう!
リアのインナーフェンダーを付けて、電気のハーネスを組んでいきます。


補強を入れたスイングアームも組んで見て、いい収まりをしてますね〜!


今回、フロント周りは特に変更は無いんですが、綺麗なフレームにだと
一段と倒立フォークが映えますね。
後はエンジンを組んで、載せるのを待ちます。


ZEP550のクランクに重量合せと鏡面加工をしたコンロッドを組み合わせます。


ミッションは、ゼファーχのミッションを使います。
アウトプットシャフトのフロントスプロケットが取り付く部分がちょっと長くなりますが
リアのホイールとタイヤ変更でチェーンラインが変わっているので、ちょうど良いかも
しれません。
オフセットスプロケを使っても、若干 方減りしてたので。
このゼファーχのミッションを使う意味は、ドッグの数がゼファーに比べて多いんです。
スムーズにギヤが入り、さらに耐久性向上を狙っています。
ゼファーχってちゃんと進化してるんですね(爆)


ここで問題!
ゼファー用とゼファーχ用のミッションの違いが解りますか?
ヒントは上のコメントで(笑)
う〜ん仕方ない! ヒント! 片方は5つ 片方は3つですね。


合体! アッパーとロアのクランクケースの事です。


ピストン、他を用意して・・・


スタッドとピストンが組付きました。


スペースが広く取れるので、シリンダーとヘッドを載せる前にフレームにエンジンを
載せちゃいます。
君たち、何ヶ月振りに出会えたんだい?!(爆)


傷が付かないように気を使ってシリンダーも載せてくれてます。


組付けも、あと一息!
ヘッドにバルブやカムを組み込みます。


まずは、バルブとバルブスプリング。
バルブスプリングは、ハイカムに合わせて買った強化品です。


ヘッド載せますよ〜♪


は〜い! ヘッド乗りました〜!


カムを載せて、バルタイと取ります。
まずは規定値であわせます。
だけど、レーシーなカムなのでオーバーラップが大きいんです。
ちゃんとアイドリングするのかな?!



キャブとオイルクーラー、マフラーを組んで、いよいよ火が入る準備が出来ました!
緊張するなぁ!!



キュルル〜 ブォン!
エンジン掛かりました!!



Y君:店長〜! エンジン掛かって良かったっすね〜!!
   これからキャブセッティングっすね!

・・・目線はブレーキレバーで代用(笑)

しかし、この後に待ち受ける悲劇を誰も、この時に予想していなかった・・・

MAIN