カーボンパーツ製作 Part 4 レース用メーターパネル 編
いつもお世話になっているストライカーシステムYOKOHAMAのテイスト オブ ツクバ
参戦に際して、カーボンのレース用メーターパネルの製作依頼がありました。
カーボンパネルを作っても良かったのですが、今回はプラスティックのパネルを使って
Nさんが機械加工で削って作ったメーターパネルの表面にカーボンを張る作業です。
メーターパネルにカーボンクロスを乗せて積層して行く訳ですが、土台のプラスティックの
表面を180〜240番ぐらいのサンドペーパーで荒らして置かないと密着しません。
張ったのは良いけど、後からパリッって剥がれちゃいますから、良く荒らして置きましょう!
逆に言うと、プラスティック素材は樹脂が付きにくいのでシリコンなどをスプレーして
置くだけで離型出来るって事ですね。
積層風景はいつもの通りなので、省略します(^^;;)
今回は、強度は必要なくカーボンの地が出れば良いので1プライです。
拡大写真です。
土台以外は、樹脂を塗りません。
だってトリムするのに、樹脂を塗らなければハサミでカット出来ますかね!
こちらは、表側のパネルの拡大写真です。
端切れの使用がバレちゃいますね(>_<)
でも必要部分はちゃんとカーボン乗ってますから。
ハサミでラフトリムをしたものがこれです。
まだ雑然としてますね。
綺麗にトリムしていくと、形になって来たって感じがするでしょ?!
この時点で表面もフラットになるように面出ししてます。
本当は、最後の樹脂を塗った後でガラスなんかを上に乗せればフラットになるので
苦労はしなかったんですが、ちょうど良いガラス板が無かったんです。
面出しが終わったらガンガン磨いて艶を出します。
どうです? 取り付け穴も開いてビカビカのカーボンメータパネルが出来たでしょ?
蛍光灯やフラッシュの光も反射してるぐらいですね!
こちらは下側のパネルなので、ほとんど見えなくなっちゃうんですが、やっぱり
磨き込んじゃいました!
妥協出来ないんですよね(^^;;)
各メーター類をセットした状態がこれです。
レース車のメーターって感じがしますね! ・・・ ってレース車だって(^o^;)
裏側も手抜きをしなかったので、この通り。
断面も上手く土台rと馴染んでるでしょ!
ストライカーシステム ZEPHYR 1100 に装着しました。
カッコイイ〜!!
二階のY君 風に言うと ”キタァ〜!!”
テイスト オブ ツクバ の当日
このメーターを見ながら新さんが走るんだな〜と思ったら嬉しくなりました!
新さんの走行風景
今回、ストライカーシステムのレースエントリーは3台で私は店長号のレースサポートを
してたので実際のレース走行は見れなかったんですけどね
新さんは見事! 三位入賞!!
いやぁ! 毎回凄い! 表彰台の前にあるマシンの一部でも私の作ったパーツが
取り付けられているって喜びも一入ですね!!
テイスト オブ ツクバ 2008 12 スペシャルラウンドの記念撮影♪
皆さん、ひとりひとりが出来ることを手伝って頑張りました!
こういうみんなで何かやったって思い出って良いですよね!