My ゼファー 転倒破損からの復活
箱根 七曲りでの転倒事故から、すぐさまいつもお世話になってるストライカーへ(^^;;)
秘密のファクトリー内で修復作業の開始です。
雑然としていて、なかなか怪しい雰囲気のファクトリーです。
いえいえ、表はそんなこと無いんですけどね(^o^)/
裏での作業が、ちょっと秘密の場所っぽいって言うだけです(笑)
フロントホイールはリム修正と塗装に出して、外れてます。
点火系の不具合で、エンジンにバラツキがあったので点火コイルのアース追加と
イグニッションケーブルのコイル差込端子を広げて組み付け直して、点火時期の
最大進角を40°に設定し直しました。
オイルキャッチタンクの出口側は、リアフェンダー内にパワーフィルターでブローバイを
開放すると、ETCとか車検証入れがオイルまみれになっちゃうので、開いてる時間に
リアフェンダー外に排出するようにステンメッシュで取り回ししました。
タンク、リアフェンダー、フロントフェンダー、サイドカバー(左)は前回の塗装でも
お世話になったYさんもところにお願いしました。
旧カラーのゴールドタイガーですが、進化の証としてゴールドラインの中央寄りを
黒っぽくグラデーションに!
いやぁ〜、私のわがままでグラデーション加減をこの後調整してくれたYさんには感謝!!
綺麗に直ると気持ちが良いです!
店のY君は、綺麗で触るのが怖いらしいですが・・・(爆)
後姿も良いでしょ!
シートの擦れは、染めQのブラックと艶消しクリアで補修しました。
染めQってフザケた名前ですが、なかなかの代物!
革の風合いも損なわず、素材そのまましなやかなので、指で押してもパリパリ割れ
ないんです。
ナノテク?! いやぁ塗料も技術の進歩ですね。
MOTUL神話の崩壊とともに、ショップが選択した究極のオイルが、このA.S.H
日本製のフルエステル FSE Moto Spec 15W−50 と言うオイルです。
めちゃくちゃ高くて1L ¥5000−を超えます(>_<)
ボトルの後ろには、製造者の熱いメッセージが・・・
そしてその効果の程は?!
すぐに解る効果としてミッションの入りが嘘のように良くなったんです!
そして、気温25度を上回る市街地の渋滞で105℃を超えません。
以前のオイルは120度を超えて、ヒヤヒヤだったのですがその心配が無くなったのは
とても嬉しい限りです。
でもって走れる状態になったところで、ナップス 三鷹東八店にあるDYNOJETで
パワーチェックをして貰いに行って来ました。
DYNOJETにゼファーをセットして・・・
マフラーのテールパイプには空燃比測定用のプローブもセット。
実回転数とDYNOJETの回転数をキッチリ合わせているところです。
思いっきり回転をレブリミットの11000rpmまで引っ張ります。
フル測定を依頼したので2速で、回転数を上昇させた後に一旦回転を下げて、再度
スロットルONにするチェックも!
空燃比とパワーの関係が解るのですが、見ていて迫力があります。
気になるパワーチェック結果は?!
MAX POWER 76PS MAX TORQUE 5.4kg・m
パワーアップはそこそこのUPでしたが、回転のバラツキは解消されました。
これで、本格的にバルタイ、キャブの煮詰めの作業に入れます。
具体的には、まだ思案の段階ですが11000rpmでパワーが頭打ちになって
いない事から、カムのオーバーラップを少なくしてもう少し低回転で最大出力が
出るように調整した上で、4500rpm〜6500rpmの中間回転域でのトルクを
キャブのニードル調整で太らせることです。
更にサイレンサーも現在のストリート(内径φ38)から、より抜けの良い
セミレーシング(内径φ45)かレーシング(内径φ50)に変更して、どのように
出力特性が変化するかを試してみるつもりです。
まだまだ目指せ!80PS OVER!!
でも乗り易さ、扱い易さのために中間回転数のトルクの盛り上がりが
もっと大事です。
今も、中間のトルクは極端に下がっていないので乗り難くは無いのですが
中間はダラダラ回転が上がると言った印象でしょうか?
どれだけ煮詰められるか新たなチャレンジです。