一目に一目惚れ 第1回

遅行線

遅行線は一目山人が最も素晴らしいものとして、スパン第三、スパン第五をあげており、そのスパン第三が遅行線です。(スパン第五は値幅と日数の関係で、変化日と波動論からの総合によるものです)
一目均衡表の大部分を怠けるとしても、この遅行線だけは、断じて、ゆるがせにしてはいけないという、重要なものです。

今回、日経平均で、一目均衡表における遅行線の動きが、綺麗に表れていたので、その動きを見てもらい、皆様に一目均衡表に惚れて頂きたいと思います。

遅行線とは、当日の大引け値を26日過去にさかのぼって、マークしたものです。
そのマークがその時の上位にあれば買い時代、下位となれば売り時代となります。

「遅行線と実線の接触」

今回説明するのは、遅行線と実線の接触についてです。
日経平均は、売り時代に入っていますが、遅行線と実線が接触するということは、買い時代、売り時代の逆転の可能性があるということです。
しかし、逆転にならなければ、現在の売り時代継続という事になり、遅行線が実線に触れる迄に上げてきた相場が押し戻される、下げ相場を維持する為にさらに下げる事を意味します。

そこで、グラフを御覧下さい、オレンジで丸く囲ってあるところで、実線と遅行線が接触しています。
その後、急激な下げが入っているのが見てとれると思います。

このように、遅行線が実線に触れた時、変化がおこりやすいという事になります。
この時、波動論的に下げ相場の初期であることや、値幅観測論的に目標値を取っていない、時間的にも変化日になりにくい事が判っていれば、接触当日に売り注文を出す事も可能でしょう。
そうすれば、短期で利益をあげる事も可能ですね。

つまり、遅行線が相場の動きの急所を示しているのです。
一部の人は、一期は一ヶ月を示しているので、20日にすべきという動きもある様ですが、これを見た限りでは26営業日になっていないと、この接触の急落は発見できないでしょう。

つまり、一目山人のいうところの、「26という数値が素晴らしい」のです。

尚、個別銘柄については、各々のくせがあるので、26がそのまま使えるとは限りません。
場合によっては、9、17、42等の基本数値や、半期、二期等もあり、相場の初期、中期、後期、上げ相場、下げ相場で変化する場合もあるので、単純にはいきません。

しかし、日経平均の本格下げ相場の中期には一致しているとう例を今回のグラフで示してみました。

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一目おやじ