一目に一目惚れ 第3回

スパン第五、波動の対等数値V=V(2番底の確認)

今回はスパン第五です。

スパン第五とは、波動における対等数値であり、
前波動と次の波動の日数は同じというパターンから変化日を求めるものです。

波動には1波動をI、2波動をV、3波動をNとして、以下の組み合わせがあります。

I=I,I=V,V=I,V=V,N=I,N=V,N=N,I=N,V=N

この組み合わせで、今回は底値圏でのV=Vを探し出し、準備構成による2番底の確認を紹介します。

今回は、多くのチャートを載せておきました。
このパターンは比較的多くの銘柄に見られます。

V=Vとは、前2波動が次の2波動と同じと言う事で、底値圏では、安値→高値→安値の期間が
次の安値→高値→安値の期間と同じになるパターンです。

さらに、日数が一期に近い場合、波動による対等数値と準備構成の完了が同時期になり、
2番底の確認が容易になります。

準備構成とは、「一目おやじのたわごと」(12/13)に書いてありますので、そちらを御覧下さい。

チャートを見れば、一目瞭然ですが、前回の安値からの対等数値付近で2番底になっています。
この対等数値と、26日の一期(準備構成)において、前回の安値を下回らない事が2番底の条件です。
この対等数値を変化日として、その直前、又は直後に上昇を開始している事で、2番底の終了を確認します。

この段階で、2番底の終了を確認したら、次に転換線が基準線を上抜く事で、買いサインです。
ハイリスク・ハイリターンを求めるなら、変化日付近での上昇で買いに出る人もいるでしょう。
または、実線が転換線を抜いた時に打診で買いを入れる事も可能です。

今回紹介したV=Vの場合、逆三尊になる事が多いので、チャートを読みやすく、一番底と思われる日から
簡単に変化日を出しておく事が可能なのです。

尚、今回紹介したスパン第五や対等数値に関しては、雲や基準線、遅行線のような、
チャートだけで見えるものではありません。

一目均衡表とは、雲や複数の線があるチャートだけを示すものでは無く、
相場の動きを読む為のテクニックから、相場に対する心構えまで示した総合的なものなのです。

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一目おやじ